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‘対北韓 コメ 支援’与党提案、政府が制動

https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/436410.html

原文入力:2010-08-23午後09:30:30(1068字)
‘再開検討’要求 統一部が反対

イ・ジョンエ記者、シン・スングン記者

執権与党のハンナラ党が人道的次元の対北韓コメ支援再開の必要性を政府に提起したが、政府は‘対北韓コメ支援問題を検討していない’とし、否定的な反応をしめした。

アン・サンス ハンナラ党代表は22日午後、党・政府・大統領官邸の9人会合で「対北韓コメ支援は南北対話の出口を開くことができ、米在庫量も減らすことができ農民にも良い案」として、政府にこの問題を検討してみることを要求したと伝えられた。アン・サンス代表の提案内容が知らされた後、イ・フェチャン自由先進党代表は23日、主要党役員会議で 「北韓住民が被っている災難に対する人道的支援として韓国の在庫があふれているコメ支援方案を政府は講じなければならない」と注文した。イ・ジェオ特任長官候補者もこの日、国会聴聞会で「(北韓、鴨緑江地域)浸水もあり、秋夕も近いので、人道的次元でコメ支援契機があるか検討してみる必要があると考える」と明らかにした。

ハンナラ党側のこういう対北韓コメ支援再開検討要求の背景には、南北関係管理のための‘出口戦略’次元の考慮とともに、コメの買上げを控え農村地方区議員を中心に限界水準を越えた在庫米管理対策準備要求が高まっていることにともなう側面もあると見られる。

だが、主務部署である統一部のチョン・ヘソン スポークスマンは23日、定例ブリーフィングで「5月24日‘天安艦措置’で対北韓支援事業は原則的に保留するものの、幼児など脆弱階層に対する支援は維持すると明らかにした」として「現在、政府は対北韓コメ支援問題を検討していない」と明らかにした。政府核心関係者は「ハンナラ党内でも見解がまとまらなかったと理解している」として「現時点で政府が先制的に対北韓コメ支援に出る可能性はない」と話した。

政府のこういう否定的反応のためか、アン・サンス代表はこの日 記者らと会い「(対北韓コメ支援再開が)在庫米問題解決と南北関係梗塞解消に良い処方ではあるが、天安艦問題もあって米国が北韓を制裁している状況であるだけに援助に出るのは容易ではない」と多少 留保側に背を向けた。

イ・ジョンエ、シン・スングン記者 hongbyul@hani.co.kr

原文: 訳J.S