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100坪の会談場 2時間後にドアが開き…両候補が笑顔で出てきた

登録:2012-11-07 04:05 修正:2012-11-07 10:11
運命の会合 その瞬間
両候補とも ロビーの10m手前から
随行員を伴わず一人で歩いてきた
支持者たち "必ず勝ってください"
75分 単独会談後 側近ら 文面調整
文 "国民の願いをよく分かっている"
安 "大韓民国の記者が皆来たのか"

 6日夜8時、会談が終わった。 文在寅(ムン・ジェイン)民主統合党大統領候補と安哲秀(アン・チョルス)無所属候補は会談場のテーブルに座り明るく笑った。 安候補側ユ・ミニョン スポークスマンは「歴史的瞬間を記録に残そう」と言って携帯電話でその場面を撮影した。

 閉じられたドアが開き、文候補と安候補が2時間ぶりに姿を現した。 両候補は会談場の外へ記者たちが立ち並んだ道に沿って歩いた。文候補は口を大きく開いて呵呵大笑した。 安候補も明るく笑った。 記者たちが立ち並ぶ通路に沿って会談場の外まで両候補は並んで歩いた。 両候補が去った後、パク・グァンオン、ユ・ミニョン スポークスマンが‘候補登録前単一化’等、7項目からなる合意事項を交互に読み上げ会合結果を発表した。

 この日の会談はソウル、龍山区(ヨンサング)の白凡記念館で午後6時から行われた。 この日、会談場周辺には600人余りの取材陣と両候補の支持者200人余りが集まった。 午後5時52分、安候補が乗った空色のカーニバル乗用車が先に到着した。 会談場所である大会議室まで行く道の周囲には安候補の支持者が「愛しています」、「必ず勝ってください」と励ました。 大会議室前ロビーの10m余り手前から安候補は随行員なしで一人で歩き始めた。 笑顔で支持者に手を振るなど余有ある姿だった。 まもなく文在寅候補の黒色カーニバル乗用車が後に続いた。 文候補を待っていた‘ムンサモ(文候補を愛する集い)’、‘文風地帯’等ファンクラブ会員と支持者らは安候補支持者の叫びに勝とうとするように「文在寅、文在寅」を連呼し拍手を送った。

 記念館周辺には朴槿恵セヌリ党候補支持指向の示威隊20人余りもいた。 彼らは‘密室野合 NO, 国民愚弄 NO’、‘大統領選候補野合、民主政治破壊’等のスローガンが書かれたプラカードを持って示威を行った。

 午後5時53分、会談場内に両候補が立った。 取材・写真記者200人余りが2人を取り囲んだ。 しばらく撮影に応じた両候補はテーブルに並んで座った。 文候補が先にマイクを持った。 文候補は「ここ白凡記念館は意味深い場所」として「私と安哲秀候補が必ず単一化して政権交替を必ず成し遂げろとの国民の願いよく分かっている」と話した。 安候補も」両側の担当記者たちが単一化されるので大韓民国の記者たちが皆来たようだ」として「時間を作ってくれた文候補に心から感謝申し上げる」と答えた。

 午後6時、短い公開発言を最後に会談場は前後のドアを全て閉じた。 100坪の大会議室に両候補だけが残った。

 午後7時15分、両候補が会合終了を知らせる信号を送った。 会談開始後1時間9分目だった。 外で待機していた文候補側ノ・ヨンミン秘書室長とパク・グァンオン スポークスマン、安候補側チョ・グァンヒ秘書室長とユ・ミニョン スポークスマンが会談場に入った。 両候補が会合内容を彼らに説明し言論に発表する合意文面を調整するのに45分程度かかった。

 会談終了後、合意事項を発表しながらユ スポークスマンは「極めて隔意なく虚心坦壊に率直な対話をした。 異見なしに一瀉千里で協議が成立した」と話した。 文候補側パク・グァンオン スポークスマンも「わだかまりなしに互いの見解を全て明らかにして合意した。 特別な異見なしに合意文を作成した」と会談の雰囲気を伝えた。

キム・ウォンチョル記者 wonchul@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/559414.html 韓国語原文入力:2012/11/06 22:42
訳J.S(1680字)

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