登録 : 2017.09.02 04:52 修正 : 2017.09.02 08:32

全国言論労組文化放送本部の組合員たちが8月23日、ソウル中央地検の前で記者会見を開き経営陣の退陣を要求している。記者会見を終えた彼らはキム・ジャンギョム社長やコ・ヨンジュ放送文化振興会理事長など5人を放送法違反の疑いで検察に告訴した=シン・ソヨン記者//ハンギョレ新聞社
 文在寅(ムン・ジェイン)大統領の名誉を毀損した疑いで起訴されたコ・ヨンジュ放送文化振興会(放文振)理事長が、裁判所で「文大統領は共産主義者」という主張を固守する発言をした。コ理事長がその根拠として示したのが、全く話にならない荒唐無稽なもので、困惑すら覚える。国の基礎を正し、北朝鮮と対話を通じて朝鮮半島の平和を定着させようとする人なら、だれでも共産主義者と主張するようなものだ。全斗煥(チョン・ドゥファン)独裁時代「釜林事件」の捏造に関与した公安検事出身であることを如実に表す、時代錯誤的かつ極右冷戦主義的な思考と言わざるを得ない。

 コ理事長のとんでもない行動はこれだけではない。公営放送の崩壊した現実を告発した映画「共犯者たち」には、コ理事長が「愛国市民たちにはMBC(文化放送)しかないという話が聞こえないのか」と平然と語る場面がある。文化放送が、国政壟断の主犯と罷免され、拘束された朴槿恵(パク・クネ)前大統領を助けようとするごく少数の太極旗部隊のための放送であることを、自ら告白したも同然だ。このような人が文化放送の大株主である放文振の理事長の席に座っているからこそ、文化放送が「腐敗権力の賦役放送」に転落してしまったのだ。

 コ理事長を含めた文化放送経営陣は文化放送の構成員と国民から事実上、弾劾された。にもかかわらず、彼らはなんとかその座にしがみつくため、政界と手を握ろうと奔走している。8月30日、コ理事長がチョン・ウテク自由韓国党院内代表と密かに会って文化放送の内部動向を論議したのが端的な事例だ。また、最近、文化放送や韓国放送(KBS)、国家基幹通信の「聯合ニュース」の高位関係者らと自由韓国党議員の数人が密かに会合を開き、来年の地方選挙まで居座ることにしたという噂も流れている。公営マスコミの正常化に向けた動きを“政争”に仕立て、保身の機会を狙う稚拙なやり方としか言いようがない。

 彼らが君臨する公営放送の現実は惨澹たるものだ。韓国放送や文化放送の社員たちは、経営陣の退陣を求めて4日から同時ストに突入することを決議した。今度こそ、李明博(イ・ミョンバク)・朴槿恵時代が残した積弊を払拭し、公営放送を公営放送らしく立て直す時だ。裁判所も1日、不当労働行為で告発されたにもかかわらず、雇用労働部の出席要請を3回も無視したキム・ジャンギョム文化放送社長に対する逮捕令状を発行した。検察が厳正に捜査することを望む。

(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

韓国語原文入力:2017-09-01 18:22
http://www.hani.co.kr/arti/opinion/editorial/809305.html 訳H.J(1189字)
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