登録 : 2016.03.23 02:25 修正 : 2016.03.23 06:52

バラク・オバマ大統領とキューバのラウル・カストロ国家評議会議長が21日(現地時間)、キューバの首都ハバナで歴史的な首脳会談に臨んでいる=聯合ニュース
 長い間敵対してきた米国とキューバが21日(現地時間)、88年ぶりに首脳会談を行った。バラク・オバマ米大統領の表現通り、両国の前に開かれた「新しい日」と言える。残り10カ月を切ったオバマ大統領の任期中に朝米関係にも新しい光が差し込むことを期待する。

 この日の首脳会談は、オバマ大統領の包容外交とキューバのラウル・カストロ国家評議会議長の実用主義がかみ合った結果だ。オバマ大統領は、自らの任期中に、米国の封鎖対象国のうちキューバ、ミャンマー、イランとの関係正常化を進め、ほぼ成し遂げた。この日も、彼は相手国に問題があっても「何もしない厳格な不関与戦略よりは関与政策の方が良い」との立場を示した。革命第1世代として2008年に権力を継承したラウル議長が、改革と開放を積極的に推進してきたことにも注目すべきだ。オバマ大統領の今回のキューバ訪問は、ラウル議長の改革を後押しする刺激剤になるものと予想される。

 まだ両国関係が完全に正常化されたわけではない。重要な懸案である米国の禁輸措置の解除とグァンタナモ米海軍基地の返還問題が解決されるまでは、かなりの時間を要するものと見られる。キューバの人権改善と民主化も困難な課題だ。しかし、両国の間で一定の信頼が構築された以上、これらの事案は決定的な障害にはならないと思われる。キューバが民主化に向かう内部動力を活性化させる間、米国は積極的な関係改善の動きでこれを支える、好循環構造を作っていくことを期待する。

 米国とキューバの関係の正常化の流れは、最近の対決基調がより強化された朝米関係と対比を成す。もちろん、北朝鮮とキューバは事情が大きく異なる。北朝鮮は核・ミサイル挑発で、国際社会の制裁を受けている上に、改革・開放に向けた推進力も弱い。オバマ政府も北朝鮮に対しては「戦略的無視」という不関与政策を維持してきた。しかし、このような異常な状態が当然のようになってはならない。オバマ政権は、北朝鮮にも「対話を通じた変化」を追求し、北朝鮮は核・ミサイル問題の解決を前提に、内部の改革と国際社会との共存を図るべきだ。

 オバマ大統領の今回のキューバ訪問は、冷戦の影を追い払う歴史的意味がある。中南米の国をはじめとする世界各国でも、これを支持している。最後に残った朝鮮半島の冷戦構造をどのように解体するかについて、これから真剣な模索が必要だ。

(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2016-03-22 18:51

http://www.hani.co.kr/arti/opinion/editorial/736258.html訳H.J

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