登録 : 2016.01.15 06:52 修正 : 2016.01.15 07:43

朴槿恵大統領が13日午前、大統領府春秋館で対国民談話および記者会見をしている=大統領府写真記者団//ハンギョレ新聞社
 朴槿恵(パククネ)大統領と米国のオバマ大統領が13日、一時間違いで前後して新年の記者会見や国政演説をした。二人の大統領が日程をわざと合わせたのではないが、ほぼ同じ時間帯に進められた二人の大統領の新年行事は開始前から国内外の注目を浴びた。

 北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)政権が6日に4回目の核実験をした後、主な関連国となる韓米両首脳が初めて、それに対する公式の立場を明らかにすると期待されていたためだ。しかしオバマ大統領は北朝鮮の核について言及しなかったし、朴大統領は新しい解決策をまったく示しえなかった。二人とも核の解決策を摸索する観点から見ると残念な会見だった。

 北朝鮮が水爆実験だと主張する4回目の核実験をしたのに、オバマ大統領がこの問題を全く取り上げて論じなかったのは、これまで実行してきた「戦略的忍耐」の政策を変えずに引き続けるという意志と思える。

 さらに踏み込み、北の核の問題を機に戦略物資を朝鮮半島に追加配備するなどの武力的な示威を通じて、中国を牽制するための韓米日の協調体制をより強固にするという意図もあると考えられる。2013年の3回目の核実験の時とは違い、今回の北朝鮮の核の解決策をめぐり米中間で意見の対立が広がるのも、米国が優先順位を北朝鮮の核より中国牽制に置いているためではないか冷静に確かめる必要がある。

 朴大統領は「北の核実験は我々の安保に対する重大な挑発であり、我が民族の生存と未来に対する深刻な威嚇であり、北東アジア地域はもちろん全世界の平和と安全を威嚇する、容認できない行為」として「歴代最上級」の危機意識を示した。しかし北の核の脅威の最前線にある当事国としての主導的な解決策は示すことはできなかった。「北朝鮮の態度の変化をもたらすほどの新しい制裁含む最も強力な対北朝鮮制裁決議案」を解決策として語りながら、最も重要な鍵を握っている中国に対しては「最上のパートナー」として「必要な役割をすると信じる」という抽象的な期待の表明に終わった。一方、英国や中国の心配を生んでいる対北朝鮮拡声器放送の再開など自らの報復措置は継続する考えを明らかにした。核実験の対策としてテロ防止法の緊急制定を持ち出したのも無茶に見える。

 今は当事国として何を優先し、重要と見るかを見極め、全力を挙げる時だ。朴大統領の会見はそのような信頼を与えることができなかった。

(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2016/01/13 18:28

http://www.hani.co.kr/arti/opinion/editorial/726009.html訳T.W

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