登録 : 2015.07.09 07:03 修正 : 2015.07.09 08:54

イ・ヒホ理事長 //ハンギョレ新聞社
 金大中平和センターのイ・ヒホ理事長が8月5日から8日まで平壌(ピョンヤン)を訪問することで南と北が合意した。西海岸の直航路の飛行機を利用することにしたのと、「8・15」を目前にした時点の北朝鮮訪問という点が注目される。金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が昨年12月に親書を送ってイ理事長を招請しただけに、キム第一書記との面談も実現する可能性がある。

 イ理事長側は当初訪問時期は6~7月を望んだが8月初めに決まった。飛行機便も北が提案し、必要ならば北朝鮮の飛行機を提供するという積極ぶりだという。航空便で行くならば乗用車とは違い、イ理事長を含め3、4人だけで行くことはないだろう。少なくとも20~30人の訪問団の規模と体裁を備えることになると見られる。8・15(終戦記念日)を目前にした時点であるだけに、光復(解放)70年の念行事的性格も加わり、交流の枠をもう少し広げようというのが北側の意図ではないかと見られている。

 それならば南北関係を改善するのにいい機会になりうるはずだ。今南北の間には政府レベルの対話はもちろん民間交流までほとんど断たれた状態だ。最近では北朝鮮は国連の北朝鮮人権事務所のソウル設置を問題にして北朝鮮が光州(クァンジュ)ユニバーシアード大会参加まで取り消した。イ理事長一行の北朝鮮訪問はこのような状況を打開する好機になることもあるだろう。8・15の行事性格がより増そうとも、過敏に反応するべきではない。南と北が対面して綱引きをしたにすぎず、どのみち光復70年の共同行事を行おうということは、すでに意見は集約されているところがある。

 南側の政府は北朝鮮訪問合意の意味を積極的に評価して支援することを望みたい。政府が朴槿恵大統領の意向を伝える対北朝鮮メッセンジャーとしてイ理事長を活用するのも一考に価する。

 北側も思慮深い態度が必要だ。北側が他の対話を全て拒否してイ理事長の北朝鮮訪問だけを受け入れるならば、自分たちの主張だけ注目させようとする意図で相手を選んでいるという指摘を受ける。そうなっては真の対話にならず、継続していくことも難しい。

 北がイ理事長の北朝鮮訪問を契機に当局間の対話と多様な民間交流協力をあまねく開く方向に態度を変えることを期待する。

 北朝鮮訪問までは1か月も残っていない。イ理事長側は今回の北朝鮮訪問の意義や象徴するものを考慮し、重みとバランス感覚を備えた北朝鮮訪問団を設けるべきだろう。イ理事長が代表して象徴するものを浮上させると同時に、北の人々と意味ある会談をすることになる可能性も備えねばならない必要がある。このために政府当局を含む南北問題の識者の意見を幅広く聞くことを望みたい。

(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015/07/07 18:41

http://www.hani.co.kr/arti/opinion/editorial/699218.html訳T.W

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