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日本外相、米航空母艦に12年ぶり乗船

登録:2022-04-24 20:22 修正:2022-04-25 06:42
エマニュエル駐日米国大使が同行 
「北朝鮮・中国の動き牽制」
日本の林芳正外相がラーム・エマニュエル駐日米国大使とともに23日、太平洋上に滞留中の米国の原子力航空母艦「エイブラハム・リンカーン」(10万トン級)に乗船した=ラーム・エマニュエル大使のツイッターより//ハンギョレ新聞社

 日本の林芳正外相が23日、太平洋に展開中の米国の原子力航空母艦エイブラハム・リンカーン(排水量10万トン)に乗船した。日本の外相が米海軍の空母に乗船したのは12年ぶり。

 日本外務省は23日に資料を出し、林外相がラーム・エマニュエル駐日米国大使とともにエイブラハム・リンカーンで乗組員に会い、意見を交わしたと明らかにした。林外相はこの席で「インド太平洋地域の平和と安定に対する(米海軍の)貢献に感謝する」として「自衛隊との協力など日米同盟の強化に努力を続けてほしい」との意向を明らかにした。日本の外相が米国の空母に乗船したのは、2010年の民主党政権時期の岡田克也外相以来初めて。

 日本の首相としては、安倍晋三元首相が2015年10月に初めて米第7艦隊に配属された空母ロナルド・レーガンに乗船したことがある。米国の大統領としては、ドナルド・トランプ前大統領が2019年5月に安倍当時首相とともに日本の「軽空母」である「かが」に乗った。産経新聞は24日、林外相の米空母搭乗の動きに対して「北朝鮮が今年に入り大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射を繰り返し、核実験実施の動きもある中で、北朝鮮や中国の動きを牽制(けんせい)する狙いがある」と伝えた。

 米空母に共に乗り込んだ米日両国が強調したことは、韓・米・日の三角協力だった。エマニュエル大使はこの日空母内で開かれた記者会見で、韓国の尹錫悦(ヨン・ソクヨル)次期大統領が派遣した「政策協議代表団」の24日入国を取り上げ、「新たな友情に基づく3カ国関係の新たな日、新たな章の始まりだ」と話した。林外相も「北朝鮮による核・ミサイル開発が一層活発化する中で、日米韓の3カ国の連携も重要だ」と話した。

 米日は今月12~13日に東海で4年5カ月ぶりに合同演習を実施した。韓国からはウォン・インチョル合同参謀議長がポール・ラカメラ韓米連合司令官と共に14日、東海公海上に展開中のエイブラハム・リンカーンに搭乗した。

東京/キム・ソヨン特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/1040152.html韓国語原文入力:2022-04-24 16:49
訳J.S

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