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日本、タイなど入国制限緩和を検討…韓・中は除外

登録:2020-06-05 20:15 修正:2020-06-06 06:51
日経「審査を通過すれば2週間の自宅などでの待機を免除」 
タイ・ベトナム・オーストラリア・ニュージーランドに優先適用
4日、東京の羽田空港に全日本空輸(ANA)の航空機が駐機している=東京/ロイター・聯合ニュース

 日本政府が一部の国家のビジネス関連訪問客に対して、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査の結果と行動計画書の提出を前提に、入国制限を緩和する計画だと日本経済新聞が5日報じた。ただし、この措置が実際に実行されても韓国と中国は当分対象にならない展望だ。

 日本経済新聞は新型コロナウイルスのPCR(遺伝子増幅)検査結果が陰性の証明書があり、滞留期間中にどこで宿泊し、どこを訪問するかを書いた行動計画書を提出した「ビジネス目的の日本訪問客」に対しては、審査を経て日本訪問ビザを発行する計画だと伝えた。日本政府は、新型コロナウイルス防疫措置により現在は韓国、中国、米国を含む世界111カ国を対象に入国制限を実施しているが、第1段階としてタイ、ベトナム、オーストラリア、ニュージーランドに対して入国制限の緩和を検討している。

 日本政府が検討する案によれば、ビザの発給を受けて日本に入国しても空港で改めて新型コロナウイルスのPCR検査を受けなければならない。陰性と判定されれば、「入国後2週間の自宅など指定場所での隔離」については免除する方針だ。入国する人々に関連した日本企業には、入国者の日本訪問の必要性を説明する文書の提出を要求する方針だ。また、日本訪問期間に公共交通の利用を禁止し、スマートフォン位置情報の保存を義務化する方案も検討中だ。日本が入国制限を緩和する国家に対しては、日本と同様な手順を踏んで相手国も日本人訪問者に対して自宅待機の免除を受ける構想だ。日本政府は、タイなど4カ国とこうした方案について合意に至れば、夏にも入国制限を緩和する計画だ。

 だが、日本政府の構想がまともに実現されるためには、日本国内で新型コロナウイルスのPCR検査が拡充されなければならない。現在日本では、原則的に医師が必要と判断しなければ無症状者に対する新型コロナウイルスのPCR検査を実施しない。日本政府の構想どおりに入国制限の緩和をするには、ビジネス目的の入国者と出国者は無症状でもウイルス検査を受けなければならない。また、日本国内での新型コロナウイルスのPCR検査は、多くても一日に8000件程度だ。

 2018年基準で、タイ・ベトナム・オーストラリア・ニュージーランドから入国した人は、観光目的を含めて一日平均5930人だった。入国制限の緩和対象は、当分はビジネス目的になる展望なので、緩和されても入国者数はこれより少ないと見られる。しかし、対象を今後拡大し検査まで実施するには、検査能力の拡充が前提にならなければならない。1段階の入国制限緩和案から除外された米国、韓国、中国は、日本との往来が特に頻繁な地域であるためさらに拡充が必要となる。2018年基準で観光目的を含む米国、韓国、中国から入国した人は、一日平均でそれぞれ4181人、2万654人、2万2958人に達した。

東京/チョ・ギウォン特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/948131.html韓国語原文入力:2020-06-05 18:32
訳J.S

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