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少女像展示再開経費「クラウドファンディング」実施

登録:2019-11-06 02:45 修正:2019-11-06 07:36
366万円目標…韓国からも参加可能
あいちトリエンナーレで展示されていた『平和の少女像』=資料写真//ハンギョレ新聞社

 日本最大の国際芸術祭で披露された「平和の少女像」(以下『少女像』)の展示にかかった資金を支援するクラウドファンディングが行われている。

 少女像の展示を主導した「表現の不自由展・その後」実行委員会は、先月28日からインターネットサイト「READYFOR(https://readyfor.jp)」で、展示の再開にかかった経費を集めるクラウドファンディングを行っている。

 少女像は8月1日に愛知県名古屋市で開かれた日本最大規模の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」における企画展「表現の不自由展・その後」の展示の一つとして披露された。少女像が完全な姿で日本の公共美術館に展示されるのは初めてだったが、右翼の脅迫と抗議により開幕わずか3日で「表現の不自由展・その後」の他の展示品とともに展示が中止された。実行委が名古屋地方裁判所に展示の再開を求める仮処分申請を行うなどの様々な努力の末、先月8日に展示が再開され、先月14日のあいちトリエンナーレ閉幕まで7日間展示された。

 実行委がクラウドファンディングを行うのは、展示再開のために相当な費用がかかったためだ。仮処分申請のための弁護士費用、右翼の妨害を防ぐために実行委員などが東京と名古屋を行き来する費用などだ。実行委は365万円(約3870万ウォン)の費用支出があったとして、366万円を目標にしていると述べた。実行委は3日現在で1次目標の150万円を達成したと発表した。

 少女像の作者であるキム・ソギョンさんとキム・ウンソンさんの夫妻は「『表現の不自由展・その後』の展示は単なる美術展に止まらず、この世界で私たちがどうすれば平和を守っていけるのかともに悩み、実践できるか深く考えさせてくれた」とし、「実行委員に応援の気持ちを示してほしい」というメッセージを実行委に送った。クラウドファンディングはインターネット(https://readyfor.jp/projects/fujiyu)を通じて参加できる。

東京/チョ・ギウォン特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/915871.html韓国語原文入力:2019-11-05 16:22
訳D.K

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