カン・ギョンファ外交部長官とマイク・ポンペオ米国務長官は6日(現地時間)、ワシントンで会談し、朝鮮半島の完全な非核化と恒久的な平和定着に向けて緊密な協力を維持することで合意した。
外交部はこの日、報道資料を発表し「両長官は今年1年間、韓米間の緊密な協力の下、朝鮮半島情勢において肯定的な変化を引き出した点を評価し、朝米間の後続交渉、南北関係の進展などについて深度ある意見を交換した」とし、「既存の制裁履行の重要性を再確認し、今後も朝鮮半島の完全な非核化と恒久的な平和定着に向けて協力していくことにした」と明らかにした。外交部はまた、「両長官は同盟精神のもと、多くの両国の懸案を模範的に解決してきたことを評価し、現在進行中の韓米防衛費分担金協議と関連しても、互いに満足できる結果が出せるよう両国代表団を引き続き督励していくことにした」と発表した。
今回の韓米外相会談は、午前8時30分から約30分間、国務省の庁舎で行なわれた。会談には、韓国側からチョ・ユンジェ駐米大使、米国側からスティーブ・ビーガン国務省北朝鮮政策特別代表が同席した。会談では、文在寅(ムン・ジェイン)大統領とドナルド・トランプ大統領が共感した金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長のソウル答礼訪問と、朝米首脳会談関連の朝米交渉状況などについて話し合われたものとみられる。外交部が明らかにしたように、トランプ大統領が公開的に引き上げを要求してきた韓米防衛費分担金問題も大きく取り上げられたものとみられる。
ヘザー・ナウアート国務省報道官も報道資料を出して「ポンペオ長官とカン長官は米国と韓国の徹底した同盟を再確認し、北朝鮮の最終的かつ完全に検証された非核化(FFVD)のために緊密な協力を維持することを約束した」と明らかにした。
今回の韓米外相会談は、カン長官がジョージ・H・W・ブッシュ元大統領の葬儀の弔問使節として訪米したことを機に実現した。カン長官は同会談後、帰国の途についた。