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トランプ「2回目の朝米首脳会談は1月か2月に…場所は3カ所を検討中」

登録:2018-12-02 21:35 修正:2018-12-03 07:30
中米首脳会談では金委員長に「友情と尊敬の意」も表明 
首脳会談の実務協議は遅れているが、対話の意志は明確
金正恩委員長とトランプ大統領//ハンギョレ新聞社

 ドナルド・トランプ米大統領が、焦眉の関心事である2回目の朝米首脳会談と関連して「来年1~2月頃に開かれるだろう」とし、会談場所として「3カ所」を候補地として議論が進められていると話した。朝鮮半島非核化のための朝米交渉が膠着状態に陥り、会談に関連する実務協議も容易には結論を出せず継続進行中であると推定される。ホワイトハウスはしかし、トランプ大統領が金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長に対する友情と尊敬の意を表わしたとし、米国の対北朝鮮対話の意志は冷めていないことを明確にした。

 トランプ大統領は1日(現地時間)、アルゼンチンのブエノスアイレスで開かれた主要20カ国・地域(G20)首脳会議に参加した後、帰国する米大統領専用機内で2回目の朝米首脳会談の時期を尋ねる記者たちの質問に「私たちは会談を近い将来、すなわち来年1~2月頃にするだろう」と答えた。彼はもう一つの核心関心事である会談の場所については、金正恩国務委員長が米国には「いつかは(at some point)」訪問するだろうとしながら、「私たちは(朝米は)3カ所の候補地について議論した。しかし、まだこれを決めることはできていない」と話した。トランプ大統領がこのように明らかにしたことにより、2回目の朝米首脳会談は遅くとも2月前には米国ではない第3の場所で開催される可能性が高まった。

 これに先立ってマイク・ポンペオ米国務長官も1日、CNNとのインタビューで、朝米首脳会談の日程を尋ねる質問に「よく分からない。私はこれがきわめて早く(pretty soon)開かれることを願う。私たちはそのために熱心に努力している。新年以降に早く開かれると考えるが、現時点ではこれについて追加の情報を持っていない」と話した。

 トランプ大統領は、金正恩委員長との直接対話の意志には変わりがないことを強調した。ホワイトハウスのサラ・ハッカビー・サンダース報道官は、1日に開かれた米中首脳会談の結果を説明する声明で、米中の首脳は「北朝鮮で偉大な進展がなされていることに同意した。両首脳は金委員長と共に核のない朝鮮半島を実現するために努める。トランプ大統領は金委員長に対する友情と尊敬を表わした」と伝えた。米中両国の首脳会談の結果を説明する声明に、第3国の指導者に対する友情の意を明らかにすることは異例だ。2回目の朝米首脳会談開催のための実務交渉は遅れているが、会談を必ず開くという対話の意志を強調したわけだ。

キル・ユンヒョン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/america/872669.html韓国語原文入力:2018-12-02 15:42
訳J.S

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