本文に移動

習近平は9・9節に訪朝せず…中国序列3位の栗戦書が代わりに訪朝

登録:2018-09-04 23:19 修正:2018-09-05 08:02
中国指導部序列3位の栗戦書・全国人民代表大会(全人大)常務委員長(右)が2日(現地時間)、北京人民大会堂でテオドロ・オビアン・ンゲマ赤道ギニア大統領に会っている。中国共産党政治局常務委員会は、北朝鮮政権樹立70周年記念日(9・9節)を祝うため栗戦書常務委員長が8日に代表団を率いて習近平国家主席の特使として平壌を訪問すると発表したと4日、中国中央テレビが報道した。栗戦書常務委員長は、金正恩・北朝鮮国務委員長体制になった以後の訪朝要人としては最高位級だ/聯合ニュース

 中国指導部序列3位の栗戦書・全国人民代表大会(全人大)常務委員長が、習近平中国国家主席の特使として北朝鮮政権樹立70周年記念日(9・9節)を祝うために北朝鮮を訪問する。習近平国家主席の9.9節訪問はなくなった。

 中国中央テレビは、栗戦書・常務委員長が8日に代表団を率いて9・9節を祝うため平壌(ピョンヤン)を訪問すると、中国共産党政治局常務委員会が発表したと8日夜報道した。金正恩・北朝鮮国務委員長体制になった以後の訪朝要人としては最高位級だ。

 北朝鮮の朝鮮中央通信も「朝鮮労働党中央委員会と朝鮮民主主義人民共和国政府の招請により、中国共産党中央委員会政治局常務委員会委員で中華人民共和国全国人民代表大会常務委員会委員長の栗戦書同志が、中国共産党中央委員会総書記、中華人民共和国主席習近平同志の特別代表として8日から中華人民共和国の党および政府代表団を引率して朝鮮を訪問し、朝鮮民主主義人民共和国創建70周年慶祝行事に参加することになる」と報道した。

 今年の9・9節を控えて、習近平国家主席の訪朝説が出回ったが、マイク・ポンペオ米国務長官の訪朝が延期になるなど朝米関係が膠着し、米中貿易戦争が続く状況に負担を感じた習近平主席が訪朝しない方向で結論を下した。中国政府は、序列3位の常務委員を送り金委員長に誠意を示すと見られる。

 金正恩委員長の執権後に訪朝した最高位級中国要人は、当時権力序列5位だった劉雲山常務委員で、2015年10月に平壌で開かれた労働党創建70周年慶祝閲兵式に参加したことがある。

ノ・ジウォン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/860681.html韓国語原文入力:2018-09-04 21:16
訳J.S

関連記事