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トランプがシンガポール到着後「会談を一日操り上げろ」…側近はあたふた

登録:2018-06-17 22:11 修正:2018-06-18 07:13
「二人ともここにいるのに、どうしてできないのか」側近に催促 
声明4項目のうち3項目はトランプ到着前にすでに合意
ドナルド・トランプ米大統領と金正恩・北朝鮮国務委員長が12日、シンガポールのカペラホテルで初めて会い握手している=写真出処:ホワイトハウス//ハンギョレ新聞社

 ドナルド・トランプ米大統領が、金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長との首脳会談のためにシンガポールに到着した後、側近に会談日程を一日操り上げろと催促したとワシントンポストが2人の消息筋の言葉を引用して14日(現地時間)報道した。

 今月10日夜、シンガポールに到着したトランプ大統領は、「皆(自分と金委員長)ここにいるのに(一日操り上げるのが)どうしてできないのか」と側近に話したという。しかし、会談の準備を陣頭指揮してきたマイク・ポンペオ国務長官とホワイトハウスのサラ・ハッカビー・サンダース報道官が説得して、予定どおり12日に会談することになった。二人は、11日は会談の準備に使い得る時間であり、特に突然日程を操り上げれば米国時間は日曜の夜なので、テレビ中継を継続するのが難しいと指摘したと同新聞は伝えた。

 また、トランプ大統領がシンガポールに到着する前に、すでに共同声明4項目のうち、朝鮮戦争における米軍の失踪・死亡者の遺骨発掘を除く3項目については合意に至っていたという。朝鮮半島非核化▽平和的で安定した朝米関係▽朝鮮半島における持続的で安定した平和のための共同の努力がそれだ。

 トランプ大統領は私席で知人たちに、金委員長と個人的に親密な関係を形成するために、北朝鮮で収益性の良い開発事業をするに足る不動産開発業者や金融界の友人との会合、または事業提案を直接斡旋できるという意思も明らかにした。ただし、金委員長との会談でこうしたアイデアを直接伝えたかについては確実でないと同新聞は伝えた。

ワシントン/イ・ヨンイン特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/america/849427.html韓国語原文入力:2018-06-17 18:44
訳J.S

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