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中国「北朝鮮ミサイル発射に厳重に反対」

登録:2017-11-30 05:30 修正:2017-11-30 08:59
ロシアも「危機解消に向けた努力を阻害する挑発的行動」
中国外交部の耿爽報道官//ハンギョレ新聞社

 中国は北朝鮮が29日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)と判断される長距離ミサイルを試験発射したことに対し、厳重な憂慮と強力な反対の立場を確認した。

 中国外交部の耿爽報道官は29日の定例記者会見で、「国連安全保障理事会決議には、北朝鮮の弾道ミサイルの発射活動に対する明確な規定がある」としたうえで、「中国は北朝鮮のミサイル発射の活動に対して、厳重な憂慮と反対を表明する」と述べた。彼は「中国は、北朝鮮が安保理決議を遵守することを強く求めると共に、(朝鮮)半島の緊張を高める行動を中断することを望む」と付け加えた。

 耿報道官は同日、北朝鮮が発射したミサイルが大陸間弾道ミサイル(ICBM)級なのかなど、具体的な部分については明らかにしなかった。ただし、「同時に関係各国が慎重に行動し、地域共同体と共に平和と安定を維持することを望んでいる」という原則的立場を確認し、周辺国の対応行為に対しても警告メッセージを送った。

 ロシアのクレムリン宮(大統領府)のドミトリー・ペスコフ報道官も「緊張を高めると共に、危機状況の解決に向けた努力に着手することを阻害する挑発的行動」だと批判した。彼は「すべての関係国は、朝鮮半島の状況が最悪のシナリオへと発展することを防ぐために、冷静さを維持しなければならない」と呼びかけた。

北京/キム・ウェヒョン特派員(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/international/china/821296.html韓国語原文入力:2017-11-29 21:37
訳H.J

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