登録 : 2017.11.19 21:38 修正 : 2017.11.20 05:55

「私たちは愚かではない…そのような状況に対して相当に熟考している」 
朝米間の緊張の中、米議会の「トランプ突出行動憂慮」を静める意図

ジョン・ハイトン米戦略司令官が昨年11月、記者会見をしている//ハンギョレ新聞社
 ジョン・ハイトン米戦略司令官が、ドナルド・トランプ大統領の核攻撃指示が違法と判断されれば拒否できると明らかにした。最近、米議会を中心にトランプ大統領の核兵器使用権限にブレーキをかけるべきだという声が高まっており、朝米間の緊張が高まる中で出てきた発言なので注目される。

 ハイトン戦略司令官は18日、カナダのノバスコシア州ハリファックスで開かれた国際安保フォーラムで、14日にロバート・ケラー元戦略司令官が「大統領の核兵器使用指示が適法でなければ拒否できる」と述べた発言に対する質問を受け、このように答えたとCBS放送が報道した。米戦略司令部は、核兵器および大陸間弾道ミサイルなど米国の戦略兵器全般に対する統制権を有している。

 ハイトン戦略司令官は、核兵器使用の一般的な命令実行手続きについて説明し、「(違法な命令の拒否は)複雑な話ではない」と述べた。彼は「私は大統領に助言して、大統領は私にすべき仕事を指示するだろう。指示が違法ならば、どういうやりとりになるだろうか?」と聴衆に問い直した。

 彼は「大統領に『それは違法です』と話せば、大統領は『合法的な方法にはどんなものがあるか』と尋ねるだろう。そうなれば私はいかなる状況にも対応できる力量を組み合わせて作った選択肢を大統領に提示することになる」として「このような形で仕事が進められるだろう」と話した。

 彼は「私たちが愚かだと考える人々がいるだろうが、私たちは愚かではない。そのような状況に対して相当に熟考している。そのような責任を引き受けることになれば、どうして熟考できないことがあるだろうか」と答えた。

 彼は「私は武力衝突法に出てくる適法性、必要性、比例性、過剰禁止条項などと関連して、数十年間鍛練されてきた」とし「違法な命令を受けた時、どのように対応するのかについて色々なシナリオを調べておくことも基本任務の一つ」と述べた。彼は特に「不法な命令を実行すれば監獄に行かなければならないだろう。残る人生を監獄で過ごさなければならないかもしれない」と付け加えた。

 ハイトン戦略司令官のこうした発言は、“予測不能な”トランプ大統領が偶発的に“核のボタン”を押すこともありうるのではないかという一部の憂慮を鎮める次元から出たと見られる。トランプ大統領が今年9月の国連総会演説で、北朝鮮を“完全破壊”することができると脅した以後、米議会では大統領の戦争開始および核兵器使用権限縮小のための聴聞会を開催するなど、牽制の動きを本格化してきた。

 一方、ハイトン戦略司令官は、北朝鮮の核開発と関連して「米軍は常に、今この瞬間にも、いかなる北朝鮮の威嚇にも対応する準備ができている」として「これは核抑止のために明確にしなければならない部分であり、明確に準備されている」と明らかにした。

ワシントン/イ・ヨンイン特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2017-11-19 13:34
http://www.hani.co.kr/arti/international/america/819681.html 訳J.S(1431字)
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