登録 : 2016.05.05 00:18 修正 : 2016.05.05 06:30

「北朝鮮の急変事態やクーデターに備え 
韓米中日が協議に乗り出すべき」

ウェンディ・シャーマン元米国務省政務次官//ハンギョレ新聞社
 ウェンディ・シャーマン元米国務省政務次官は、ビル・クリントン政権で対北朝鮮政策調整官を務めた。 2000年、朝米関係の正常化直前までいく過程に深く関与した「ハト派」の履歴のため、共和党の反対で次官承認の過程も順調ではなかった。

 しかし、シャーマン元次官は3日(現地時間)、米国の戦略国際問題研究所(CSIS)と「中央日報」が共同主催した朝鮮半島関連セミナーの昼食会の演説で、「主要国が北朝鮮の急変事態とクーデターを考えるのは不可欠だ」として、むしろ「タカ派的」な視点を露わにした。

 彼女は民主党のヒラリー・クリントン元国務長官の選挙キャンプの外交安保政策分野で重要な役割を果たしており、クリントン氏が大統領になった場合は、「国務長官」になる可能性もあると言われていることから、発言に対する懸念の声があがっている。

 シャーマン氏は同日、「対北朝鮮制裁だけが(北朝鮮の核問題の)唯一の解決策ではない」と述べたが、演説のかなりの部分を「北朝鮮が非核化交渉に出るようにするには、制裁のレベルは、北朝鮮が近い将来に崩壊やクーデターが起こる可能性があると思うほど、苛酷なものにする必要がある」と主張した。

 シャーマン氏は、中国は「朝鮮半島の安定」を最優先視しているが、「これ以上の現状維持は持続可能ではない」とし、韓米中日が北朝鮮の崩壊やクーデター、北朝鮮の攻撃に対する(韓米の)対応過程で発生するかもしれない軍事的衝突に備えるべきだと力説した。そのうえで、北朝鮮が崩壊した場合、韓国と米国、中国軍が取るべき短期措置▽各国軍の衝突を回避する方法▽難民問題を管理するための措置▽経済的費用調達の問題など、具体的に議論する事案を示した。

 しかし彼女の発言は、北朝鮮を極端に追い込む場合に発生するかもしれない軍事的衝突が、1次的には米国よりも韓国側により大きな被害を及ぼす可能性があることを見落としている。同日のセミナーに参加したソ・フン元国家情報院第3次長も「北朝鮮の核問題を交渉ではなく、北朝鮮内の急変事態を通じた方法で解決する方に傾いている感じだった。韓国が果たしてその後遺症を乗り越えられるかについて疑問を感じる」とした上で、「北朝鮮に対する警告の意味ならともかく、米国政府内の認識を反映したものであれば、懸念せざるを得ない」と指摘した。

ワシントン/イ・ヨンイン特派員(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

韓国語原文入力:2016-05-04 19:15

http://www.hani.co.kr/arti/international/america/742513.html訳H.J

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