米国のオバマ政権が北朝鮮に対する制裁局面を維持するための動きを続けている。米財務省は14日(現地時間)に出した報道資料を通じて「テロ・金融情報担当のアダム・ジュビン次官代行が、15日から2日間、中国北京と香港を訪問する」とし、「中国の高官たちに会って、幅広い懸案を協議する」と発表した。
特に、財務省は「今回の訪問が不安定のもたらす北朝鮮の行動に対する米中間の協力を強化し、北朝鮮体制に効果的な制裁を加えるための方法を協議する重要な機会になるだろう」と説明した。
ジュビン次官代行の中国訪問は最近、国連安全保障理事会(安保理)の北朝鮮制裁決議2270号に対する中国政府の忠実な履行を求めるためのものと見られる。米国は、安保理が採択した北朝鮮制裁履行の実効性が、中国にかかっていると考えている。
また、ジュビン次官代行は、オバマ政権が準備している独自の北朝鮮制裁案を中国側に説明し、協力を求めるものと予想される。米国政府は先月、議会を通過した北朝鮮制裁強化法を具体化した行政命令を、早ければ今週に発表する予定だ。
韓国語原文入力:2016-03-15 19:58