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中・露、今月末 尖閣付近で合同訓練

登録:2014-05-01 00:56 修正:2014-05-01 07:00
アメリカを牽制しようとする両国の利害が一致
プーチン訪中時 ロシア軍艦も派遣‘プレゼント’
尖閣列島(中国名 釣魚島)

 中国とロシアが5月末~6月初めに尖閣諸島(中国名 釣魚島)付近で合同軍事演習を行うと中国<環球時報>が‘ロシアの声放送’を引用して30日報道した。

 このためにロシアの軍事代表団がすでに上海に到着し、中国海軍当局者らと訓練内容などについて最終調整作業をしていると<環球時報>は伝えた。

 ‘海上協力-2014’と命名された今回の訓練に、両国海軍は20隻余りの艦艇と潜水艦、補給船を投じて、尖閣西北部海域で防空・対潜・封鎖・航行補給などの訓練を実施する予定だ。 ロシア軍は誘導弾、巡洋艦、駆逐艦、遠洋曳引船を派遣する。 両国海軍が尖閣付近海域で連合訓練を行うのは今回が初めてだと‘ロシアの声放送’は伝えた。

 今回の連合訓練は、尖閣諸島を米-日安保条約の適用対象と明記して、フィリピンと防衛協力拡大協定(EDCA)を締結するなど、東アジアに対する影響力強化に出たアメリカを牽制するためのものという解釈が出ている。 特にロシアは、ウクライナ事態と関連して中国側に持続的に親密なメッセージを送ってきたという点から、ウラジミール・プーチン ロシア大統領が中国に送った一種の‘訪中プレゼント’ではないかという見解もある。 中国言論はロシアの軍艦が中国に到着する時期とプーチン大統領が5月20~21日に上海で開かれるアジア交流および信頼構築会議尾(CICA)首脳会議に参加する時期が重なると伝えた。

 一方、中国7大軍区の一つである南京軍区は最近、砲兵部隊、情報収集部隊、特戦司令部、戦闘ヘリコプターなどが参加する大規模連合実弾訓練を実施したと<中国中央テレビ>(CCTV)がこの日報道した。

 南京軍区は有事の際に尖閣に最も速かに兵力を投入できる7大軍区の一つであり、今回の訓練は尖閣に対する防御力増強に出た日本を狙ったものという解釈が出ている。

北京/ソン・ヨンチョル特派員 sychee@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/635308.html 韓国語原文入力:2014/04/30 22:57
訳J.S(974字)

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