サムスン電子が今年、半導体設備投資に業界最大規模の280億ドルを支出し、ファウンドリで世界首位企業の台湾TSMCを猛追撃するとの分析が出てきた。
17日の業界の情報によれば、グローバル市場調査機関「ICインサイツ」は、今年のサムスン電子の半導体設備投資規模を昨年同様の280億ドル規模と予想した。TSMCの今年の設備投資規模は275億ドルと予想される。TSMCは今年の設備投資額が250~280億ドルに達すると明らかにしている。ICインサイツは、今年サムスン電子とTSMCが全世界の半導体設備投資の43%を占めるだろうと見通した。
サムスン電子デバイスソリューション(DS)部門のキム・ギナム副会長は、この日開かれたサムスン電子定期株主総会で、TSMCとの競争に関する質問を受け、「ファウンドリ事業をうまく育成するためには“スケールメリット”を達成することが重要だ」と話した。また「サムスン電子のファウンドリ事業が始まって間もないため、先頭業者より市場シェアや生産能力、顧客数で足りないのは事実だが、先端工程競争力では遜色がない」と明らかにした。さらに「効率的な投資で適正な時期に生産能力を用意し、これを通じて競争で差を縮めていく」と話した。