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下半期にも回復できない韓国経済…「1%台成長」現実となるか

登録:2019-10-25 09:55 修正:2019-10-25 16:52
第3四半期の不振…今年2%の成長率に赤信号 
米中貿易摩擦、韓日紛争などの悪材料 
建設・設備投資が前年同期比で減少 
政府の成長貢献度も第2四半期より減少 
2%を下回れば、金融危機以来10年ぶりの低さ 
 
第4四半期に0.97%成長すれば年間2%が可能 
KDI「第4四半期に希望的な信号がでるかが重要」
年度別経済成長率の推移(単位:%)=資料:韓国銀行//ハンギョレ新聞社

 韓国銀行は7月の経済展望で、韓国経済が今年上半期は1.9%成長にとどまるが、下半期には2.4%成長し、年間経済成長率が2.2%になるだろうと見通した。しかし、第3四半期の成長率が前年同期比2.0%にとどまり、2.2%の予測値の達成はもちろん、2.0%を超えることもほぼ難しくなった。

 韓国経済の潜在成長率水準が2.5~2.6%と推定された今よりは過去がはるかに高かったため同じ基準で比較することはできないが、2000年代に入り成長率が2%を下回ったのは、米国発世界金融危機に突き当たった2009年(0.8%)の1回だけだった。それだけに、1%台の成長は経済主体の心理にも否定的な影響を及ぼしかねない。

 第3四半期の経済は期待通りには回復されなかった。悪材料が多かった。米中貿易摩擦が激化し、韓日貿易紛争も表面化した。第3四半期の前期比成長率は第2四半期(前期比1.0%)に比べて大幅に鈍化した0.4%だった。小数点以下2桁まで見ると、0.37%だった。

 第3四半期の国内総生産を部門別に見ると、建設投資と設備投資が前年同期比-3.0%、-2.7%で、マイナス状態を脱することができなかった。第3四半期の輸出は第2四半期に比べて4.1%増えたが、昨年の第3四半期に比べると増加率は1.3%に過ぎなかった。民間消費も昨年の第3四半期に比べてわずか1.7%増だったほど、活発でない方だった。

四半期別経済成長率(単位:%)=資料:韓国銀行//ハンギョレ新聞社

 前期比1.0%成長した第2四半期に成長傾向をリードしたのは政府部門だった。成長貢献度が1.2%に達した。しかし、第3四半期には政府部門の成長貢献度が0.2%にとどまった。

 ホン・ナムギ副首相兼企画財政部長官は、国会の国政監査の席で「第4四半期に国内総生産が前期比0.97%程度成長すれば、年間2%成長の達成が可能だ」と話した。しかし、現在の経済環境や財政余力などを考慮すれば、第4四半期にこの程度の成長率を達成することは容易ではない。最近5年間の20四半期のうち、前期比成長率が1%を超えたのは5回のみ。チャン・ミン韓国金融研究院先任研究委員は「第4四半期の前期比成長率は第3四半期の0.4%よりは高いだろうが、1%に上がるのは厳しいだろう。今年の年間2%の成長はほぼ難しい」と見込んだ。現代経済研究院もこの日発表した報告書で「今年の成長率が1%台を記録する可能性が大きい」と見通した。

 成長率2.0%と1.9%は国内総生産額で言えば1兆8千億ウォン(約1650億円)ほど差がある。成長率0.1%の差が国民一人ひとりの暮らしに及ぼす影響はそれほど大きくない。つまり2%を達成したとしてもどのような要因で達成するかが重要だという指摘もある。韓国開発研究院(KDI)のキム・ソンテ経済展望室長は「生産額を1兆8千万ウォン増やすことは不可能ではないと思う」と言いながらも、「成長率の数値よりも、第4四半期中に経済が好転するだろうという希望的な信号が出るかどうかが重要だ」と話した。

チョン・ナムグ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/914526.html韓国語原文入力:2019-10-25 02:30
訳C.M

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