サムスン電子が、国産の高純度フッ化水素(エッチングガス)を半導体工程の一部のラインに投じることに成功した。日本産の材料への依存度を低くするために、政府と業界の努力が続いているなかで一部の成果が現れた。
3日、サムスン電子側は「一部の半導体ラインの一部製品に、国産のフッ化水素が適用された」と明らかにした。サムスン電子の関係者は「多角化のための努力を持続中で、時間はさらに必要な状況」としながら「既存の取引先との協力も継続する」と強調した。
これは7月4日に日本が高純度フッ化水素、フォトレジストなど半導体工程に使われる主な材料に対して輸出規制を強化してから約2カ月めのことだ。業界では、テスト過程などを考慮すれば、国産材料の投入までには3~6カ月程度の時間が必要だろうと予想してきた。これに先立ってLGディスプレイも、国産の高純度フッ化水素を工程に投じることに成功した。