登録 : 2017.02.22 23:17 修正 : 2017.02.23 15:14

中間材の輸入割合が高く、加工・組み立て輸出の構造 
2014年、輸出付加価値率は中国よりも低い 
付加価値基準にすると対米黒字は5分の1に“ガタ落ち” 
貿易協会「付加価値を上昇させる産業構造の改善が急務」

付加価値換算後の2014年対米貿易黒字減少率と主要国の輸出付加価値率//ハンギョレ新聞社
 韓国の対米貿易黒字を付加価値基準に換算すると5分の1に減り、輸出の付加価値率が中国よりも遅れを取っているという分析結果が出た。

 韓国貿易協会は22日に発表した報告書「米国の貿易構造を通じて見た韓国の対米貿易戦略と示唆点」で、2014年の米国の韓国に対する貿易赤字を付加価値基準に換算した結果、その規模は345億ドル(約3兆9千億円)から72億ドルへと79.1%減少することが分かったと明らかにした。このような減少幅は、米国の主要貿易国である日本(69.3%)、ドイツ(65.6%)、中国(45.1%)に比べて非常に高い水準であり、韓国の場合、目に見える輸出額に比べて貿易で付加価値創出能力が非常に劣るということを意味する。

 国家間の貿易を単純総額で記録する貿易統計は、中間財取引額が重複計上されるため、原材料・中間財・最終財生産国が違う場合は付加価値が把握されない。貿易協会は世界産業連関表を活用し、「実質的な付加価値創出」の現況を導き出した。つまり、「額面価格」で換算する貿易収支は立派に見えても、中身はそれにはるかに及ばないという分析結果だ。

 韓国の「低付加価値輸出産業構造」は、他の指標でも確認された。2014年、韓国の「輸出付加価値率」は63.3%で、米国(87.2%)、日本(78.9%)はもちろん、中国(82.6%)より低いものと分析された。輸出付加価値率は、最終財輸出が誘発する付加価値を最終財輸出額で割った割合だ。貿易協会は「韓国は原材料や中間財の海外調達の比重が高く、電気電子、機械など組み立て加工製品の輸出の比重が高いため、付加価値率が相対的に低く表れた」と分析した。貿易協会は「韓国は輸入の中間財に対する依存度が高まり国内の付加価値の比重は相対的に低くなったが、中国は中間材の輸入を抑制しこれを自国の中間財に代替している」と分析した。

経済成長率と輸出の成長貢献度(資料:韓国銀行)//ハンギョレ新聞社
 また、韓国・米国・日本・中国・ドイツの5カ国で2004年以降から今までに国内総生産(GDP)に費やされた総投入のうち、国産の中間財、輸入中間財および国内の付加価値(賃金など)が占める割合を分析した結果、米国の国内付加価値の比重が56.1%で最も高く、日本とドイツも50%を上回った。しかし、韓国と中国の付加価値の割合は30%台だった。

 付加価値とは、原材料や部品などの価値を除いて各生産段階から新しく作られた価値をいう。このような付加価値をすべて足して国内総生産(GDP)を算出する。貿易協会は「製造業に内在されたサービスが輸出付加価値の創出に大きく貢献している」とし、「韓国の総生産で付加価値率上昇のための産業構造の改善が急がれる」と主張した。

 このような低い付加価値創出力に加え、輸出規模の鈍化が続き、輸出の成長貢献度は下落の傾向がはっきりしている。2011年に7.5%ポイントまで記録した輸出の成長貢献度は、2015年は0.4%ポイント、2016年は0.7%ポイントに過ぎなかった。

コ・ナム、キム・ヒョジン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2017-02-22 18:54
http://www.hani.co.kr/arti/economy/marketing/783744.html 訳M.C(1478字)

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