登録 : 2017.02.13 01:41 修正 : 2017.02.13 06:44

豚のワクチン接種はO型のみ、A型は接種せず  
外国では豚にもA型発生…対応策に穴 
感染すればあっという間に拡散する恐れも 
口蹄疫の疑いのある6番目の件、忠清北道報恩で発生 
報恩だけで4番目の事例…不安高まる

口蹄疫に罹った豚の足の裏に形成された水疱=資料写真//ハンギョレ新聞社
 史上初めて“O型”と“A型”二つの口蹄疫ウイルスが畜牛農家に同時発生し、全国畜豚農家にも赤信号が灯った。豚はA型ワクチンを接種していない“無防備”状態であるため、感染時には、被害があっという間に広がる可能性が高い。12日、忠清北道報恩(ボウン)韓国牛農場では、5番目の口蹄疫の確定判定が出たのに続き、口蹄疫と疑われる6番目の例も相次いでおり、不安が高まっている。

 同日、農林畜産食品部などによると、牛は通常“O+A型”の2価ワクチン(二つの類型ウイルス防ぐワクチン)を使うが、豚にはO型単価ワクチンのみを使用する。国内では2010年、歴代最悪の“口蹄疫事態”を経た後、口蹄疫ワクチン接種が義務化されたが、対応策に穴が開いていたわけだ。

 これには韓国の口蹄疫事例が豚は全部O型であり、牛だけで一部A型が現れたことが影響した。実際、2000年以降8回の口蹄疫事態を経験したが、A型感染事例が現れたのは2010年の一度だけだった。また、地域的にも京畿道漣川(ヨンチョン)・抱川(ポチョン)に限られていた。大韓韓豚協会の関係者は「牛より豚の飼育頭数がはるかに多いうえ、ワクチンにウイルスの類型を追加するたびに費用が上がるため、経済的な側面も考慮したようだ」と話した。

 しかし、7年ぶりに再びA型口蹄疫が発生し、非常事態となった。まだA型が現れたのは今月9日、3番目の口蹄疫確定判定が出た京畿漣川の乳牛農家の事例に限られている。しかし、外国では豚もA型感染事例が報告されており、畜豚農家だとして安心できる状況ではない。

 特に豚は、口蹄疫が発生すれば、殺処分の規模が急速に増えるものと見られる。畜牛農家は数十頭単位で飼育するが、豚は数千頭単位で飼育されているからだ。

 現在、A型ワクチンは牛に接種するために輸入したO+A型ワクチンだけだ。しかも、政府に残っている在庫は同日現在、99万頭分だけである。国内で飼育中の牛は330万頭(接種対象283万頭)であり、豚は1100万頭に達する。A型ワクチンをこれほど大規模に急に確保するのは事実上不可能に近い。防疫当局が牛に一斉接種を指示し、O型単価ワクチンを動員しているのも、そのためだ。

 政府の安易な対処に対しては激しい批判の声が上がっている。数年前から、中国、モンゴルなど周辺国ではA型口蹄疫の発生が報告されてきたが、政府はこれといった対策を立てなかった。口蹄疫ワクチンは、国内で生産されず、現在英国産を輸入したものが使われている。防疫当局はひとまず、不足分を補うためにワクチンを製造している英国メリアル社との接触に乗り出した。また、中国からもワクチンの輸入を検討しているという。

 一方、忠清北道報恩ではまた口蹄疫の疑いの牛が出た。確定されれば、全国から6番目、報恩だけで4番目となる口蹄疫だ。同日、忠清北道は報恩郡で最初の口蹄疫発生地から周辺3キロ以内の畜産農場を全数調査する過程で、炭釜面(タンブミョン)の韓牛農場で感染が疑われる牛が発見されており、現在検査中だと発表した。これに先立ち、11日には、疑いのある例として申告された報恩郡馬老面(マロミョン)松ヒョン里(ソンヒョンリ)の韓牛農家の件も確定され、全国で5番目、報恩で3番目となる口蹄疫と判明された。

チェ・ジョンフン記者、清州/オ・ユンジュ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

韓国語原文入力:2017-02-12 16:57
http://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/782292.html 訳H.J(1641字)

関連記事
  • 오피니언

multimedia

  • most viewed articles
    • hotissue