原文入力:2011-05-06午後06:23:28(1622字)
英国動物健康研究所 チャールズトン博士‘サイエンス’に論文
感染期間 1.7日に過ぎず…0.5日までは感染させず
"症状現れた家畜のみ いちはやく殺処分するのが効果的"
チョ・ホンソプ記者
←去る1月、京畿、利川市、大月面、郡梁里のある口蹄疫発生農家で豚の殺処分作業がなされている。 利川/キム・テヒョン記者 xogud555@hani.co.kr
口蹄疫に罹った家畜の大規模殺処分は不必要だという研究結果が出た。口蹄疫を起こすウイルスが感染を起こす期間は既に知らされていた期間の半分に過ぎないという事実が実験を通じて明らかになったためだ。
ブライアン、チャールズトン英国Surrey動物健康研究所博士とエディンバラ大学研究者は6日、権威ある科学専門紙<サイエンス>に載せられた論文を通じこのように明らかにした。
参与研究者のマーク ウラウス エディンバラ大教授は米国科学振興協会とのインタビューで「今回の研究で私たちが把握していた口蹄疫に関する事実が全て正しいものではないとの事実が明らかになった」と話した。この協会は今回の研究で感染病全般に対する科学者らの考え方が変化していると明らかにした。
研究チームは口蹄疫ウイルスの正確な潜伏期と感染可能期間を糾明するため口蹄疫ウイルスに感染した牛をそれ以外の牛と一つの房に8時間ほど閉じ込め直接接触するようにした後、実際に感染が起きるかなどを分析した。
元気な牛28頭をこういう方式で感染させてみた結果、8頭だけを口蹄疫ウイルスに感染させることに'成功'した。
研究チームは論文で、その理由として口蹄疫ウイルスの感染期間が現在明らかになっているものよりはるかに短い平均1.7日であり、牛に症状が現れた後 平均0.5日までは感染させる能力が無いことを明らかにした。
実際に血液からウイルスが検出された牛でも実際に病気を感染させはしないという事実があらわれた。血液感染は今まで伝染力を持つものと評価されてきた。
口蹄疫ウイルスに感染しても平均1.7日間だけ伝染させ、以後には免疫作用が作動しウイルスの複製を抑制すると研究陣は明らかにした。
←口蹄疫ウイルス(赤色)は感染した細胞の核(青色)付近で増殖する。出処=米国科学振興協会
今回の研究は口蹄疫ウイルスに感染したことが明らかになれば伝染を防ぐために症状があらわれる前でも先制的に殺処分をするこれまでの口蹄疫防疫対策が必要ないということを示している。
口蹄疫に罹った家畜は症状が現れる数時間前または、数日前にも他の牛を感染させることができると知られてきた。これに伴い、ウイルス発生地域を隔離し、その地域の家畜を大規模に殺処分することが口蹄疫の拡散を防ぐ最善の方法と見なされていた。
しかしウラウス教授は「感染した牛を早期に検出し迅速に除去するならば、感染近隣地域のすべての牛を先制的に殺処分する必要はないだろう」と話した。
彼はまた、今回の研究が実質的意味を持つためには臨床症状が現れる少なくとも24時間前に感染有無を知る実用的ツールを開発しなければならないと指摘した。
今回の研究は口蹄疫ウイルスの保菌者状態になることを憂慮して消極的だった口蹄疫ワクチン接種を再評価する契機になると予想される。症状が現れる前に伝染力がないならば口蹄疫が発生した後にもワクチンを接種することが効果的でありうるためだ。
昨年11月から4ヶ月余り、我が国に発生した口蹄疫により殺処分された家畜は牛15万頭、豚330万頭に達する。
チョ・ホンソプ環境専門記者 ecothink@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/environment/476667.html 訳J.S