ソウル中央地方検察刑事5部(部長・チェ・ギシク)は11日、「排ガス不正操作疑惑」によりアウディ・フォルクスワーゲンコリア(AVK)のヨハネス・ターマー総括会長(61)を被疑者の身分で召喚した。
ターマー氏は、ソウル中央地検庁舎前で記者団に「現在の状況に対して非常に申し訳ない。検察の調査に誠実に応じる」と答えた。ターマー氏は2012年12月からアウディ・フォルクスワーゲン車の国内輸入、販売を総括担当した。
検察はターマー氏がアウディ・フォルクスワーゲン車の排ガス不正操作、試験成績書の偽造などに関与したかどうかについて集中的に取り調べる。また、ドイツ本社が操作を指示したかも確認する予定だ。
ターマー氏は排ガス基準に満たない7世代ゴルフ1.4TSIを不法販売することに深く介入した疑いがある。 環境部傘下の国立環境科学院は2014年5月、該当車の排ガス認証試験で不合格判定を下し、国内販売を許可しなかった。するとアウディ・フォルクスワーゲンコリアは排ガスが少なく出るように再循環装置(EGR)ソフトウェアを変換し、6カ月後に認証を取得した。大気環境保全法により、車両の部品やソフトウェアを交換したときには別途認証を受けなければならないがこれを無視した。該当車は2015年3月から1500台以上販売された。
ソ・ヨンジ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)
韓国語原文入力:2016-08-11 10:50