アルファ碁を開発した、グーグル・ディープマインドのデミス・ハサビス最高経営責任者(CEO)は13日、アルファ碁に初勝利を収めた李世ドル(<イセドル>ドルは石の下に乙)九段に敬意を表した。そして李九段の圧迫によるアルファ碁のミスが敗因だと分析した。
ハサビス氏は同日午後、対局が終わってから行われた記者懇談会で、「今日は李世ドル九段がアルファ碁にとって、非常に手強い相手だった。アルファ碁は、序盤には自分が優勢という推定値を出したが、李世ドル九段の妙手と、いくつかの複雑な形勢により、ミスが出てくる局面が作られた」と述べた。
ハサビス氏は、アルファ碁が相手のレベルに合わせて実力を調整するのではないかという質問に、「それはない。アルファ碁は相手が誰なのか、形勢がどうかとは無関係に、相手が最高の手を打つことを前提に、自らの勝率を最大化できる手を導き出す」と答えた。アルファ碁が同日の対局でミスを犯したのが、システムエラーなどの危険を意味するものではないかという指摘に対しては、「アルファ碁はまだプロトタイプであり、欠点を発見していく段階にある」とした上で、「医療や保健領域とは異なる点があり、それらの領域に適用する場合、より厳格なソフトウェア試験を行わなければならないだろう」と述べた。
アルファ碁の開発責任者であるデビッド・シルバー博士は「アルファ碁が自ら学習して蓄積した知識には抜け穴がある」とし上で、「私たちは碁士ではないため、その抜け穴が何なのかを把握できない。だから李世ドル九段との対局を行った」と明らかにした。シルバー博士は「今日の対局で中盤を見ると、李世ドル九段にアルファ碁がかなり押され気味だったが、これはアルファ碁の限界と弱点を露呈したもの」とし、「これを分析してシステムの改善に活用すると共に、未来の進歩に貢献したい」と述べた。
今回の対局を観戦するため、初めて韓国を訪れたグーグル共同創設者のセルゲイ・ブリン氏は、「すべての方におめでとうと言いたい。このようにエキサイティングな対局を行うことができて、うれしく思っている。カリフォルニアに帰って最後の対局を必ず観戦するつもりだ」と述べた。
韓国語原文入力:2016-03-13 21:06