登録 : 2015.11.01 22:40 修正 : 2015.11.02 06:27

10月の実績、前年に比べ16%減 
今年に入り10カ月連続で下落 
国際原油価格の下落、中国景気低迷の影響 
「主要産業の体質改善」の声高まる

 韓国の経済成長を支えてきた輸出の不振が続いている。

 産業通商資源部が1日に発表した「2015年10月の輸出入動向」によると、10月の輸出額は前年同月比15.8%減の434億7000万ドルと暫定集計された。今年に入って輸出額は、国際原油価格の下落と中国の景気低迷、世界の貿易量の鈍化などにより、10カ月連続で前年同月に比べて減少を続けている。

 特に10月の減少幅は、金融危機直後の2009年8月(-20.9%)以来最大のものだ。今年8月(-15.1%)に6年ぶりの最大下げ幅を記録したが、2週間ぶりにまた記録を更新した。さらに、10月の輸出量も前年同月に比べて9.4%減少した。これは今年6月以降上昇を続けていたが、減少に転じたのだ。今年1月から10月までの累積輸出額は4403億ドル、累積額は3675億ドルで、前年同期に比べて、それぞれ7.6%、16.5%減少した。

2015年月別輸出額の増減率の推移(対前年同月比、資料:産業通商資源部)//ハンギョレ新聞社
 10月の輸出額が前年同月に比べて大幅に減ったのは、石油製品(精油)と石油化学、船舶部門の輸出不振の影響が大きかった。船舶輸出額が前年同月に比べて63.7%に落ち込んだのをはじめ、石油化学および石油製品もそれぞれ44.9%、31.6%減少した。特に大規模の大型海洋プラントの引渡しが皆無だった。一方、昨年10月にドリルシップ(海上で原油を生産する特殊な船舶)など海洋プラント工事3件が完了し、引渡しを終えた。現代重工業、サムスン重工業、大宇造船海洋など、国内の造船会社が現在工事中の海洋プラントは、60〜70隻ほどと推算される。石油製品と石油化学は、国際原油価の下落傾向で輸出単価が下がったのに加え、中国の景気萎縮、競争の激化により、輸出物量まで減少したのが問題だった。ナ・ソンファ産業省輸出入課長は「10月に定期的な施設補修を行った石油製品・石油化学会社の数が昨年の同じ期間に比べて多かった」とし「前月までは、輸出単価が下がっても、輸出物量は増えていたが、10月には単価の下落と物量の減少が重なった」と説明した。

 13大輸出品目のうち、前年同月に比べて輸出額が増えたのは、ギャラクシーノート5など、新製品の発売効果が見られた無線通信機器が唯一だった。

 ほとんどの地域で輸出が前年同月に比べ減少した中、米国市場への輸出の減少幅は-11.4%で、昨年9月の-3.6%に比べて大きく拡大した。シン・スングァン韓国貿易協会動向分析室長は「昨年10月の対米輸出実績が過去最高だったので、相対的に下げ幅が大きく見える」とし「昨年は米国シェールガス開発で、今は輸出が低迷していた鉄鋼製品需要が多かった」と説明した。

 これにより、主な産業における体質改善が必要だという声が高まっている。現代経済研究院イ・ブヒョン北東アジア研究室長は同日発表した報告書「国内産業の7大問題と示唆点」を通じて、韓国の輸出競争力が停滞状態と指摘した。韓国の世界輸出市場シェアは、2010年以降、3%水準で、中国(12.4%)やドイツ(7.7%)、日本(3.6%)に比べて低いのに加え、世界の輸出市場シェア1位商品の数も、2009年73社から2013年65社に減ったということだ。イ研究室室長は「韓国全体の輸出で10大産業の割合は、1980年に55.9%から2014年の86.3%へと大幅に拡大したが、新たな成長動力の発掘が遅れている」と指摘した。

パク・ヒョンジョン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015-11-01 19:22

http://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/715419.html訳H.J

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