今年の財政収支赤字46兆8千億ウォン
金融危機・外国為替危機の時を超え最悪
景気浮揚のための追加補正予算の編成には代価が伴う。政府が準備した追加補正予算案が国会で通過すれば、財政収支は2008年のグローバル金融危機や1997年の外国為替危機を除く、最悪の水準になる。政権後半期に均衡財政を達成するとした当初の政府の目標とは正反対の道だ。
政府は3日、追加補正予算案の編成により今年の管理財政収支の赤字規模が46兆8000億ウォン(1円=9ウォン)と、当初の予想より13兆4000億ウォンも増えると明らかにした。また、管理財政収支赤字比率(国内総生産比)も0.9%ポイント上昇した3.0%に達することになると推算した。管理財政収支は、政府総収入から総支出を引いた統合財政収支からさらに社会保障性基金の数値を差し引いた数値で、年金成熟度が低い韓国の特殊性を考慮して作られた財政健全性指標だ。
管理財政収支を基準とした赤字規模と比率は、2008年の世界金融危機の影響が大きかった2009年(43兆3000億ウォン、3.8%)以後、最も大きい。財政赤字の比率が3%を超えるのは、1997年の外国為替危機局面(1998年と1999年)と2008年の金融危機局面(2009年)を除けば、関連統計が集計された1990年以後初めてだ。
国の借金も増える。追加経費の財源調達のため国債をさらに9兆6000億ウォン発行することにしたため、今年の国家債務規模は579兆5000億ウォン(約63兆7500億円)に達すると政府は推算した。国家債務比率(国内総生産比)も当初の予定より1.8%ポイント高い37.5%と政府は予想した。これに伴い、朴槿恵(パク・クネ)政権になった2013年後に増える国の借金規模は136兆4000億ウォン(約15億円)に達することになる。
それでも韓国の財政は他の先進国に比べ比較的健全な方だ。国際比較基準の一般政府借金(国家債務に非営利公共機関の借金を含む借金)の比率で確かめると、韓国の負債比率は39.6%(2013年決算基準)だ。経済協力開発機構(OECD)加盟国平均112.0%(2015年予想値、OECD2014年11月発表基準)に大きく及ばない。米国、英国、フランスなどが100%前後で、ドイツが比較的低い75.8%だ。
パン・ムンギュ企画財政部2次官は「韓国は年金成熟度が低いうえ人口の高齢化も急速に進んでいて、財政管理を保守的にする必要がある」と指摘し「中期(4~5年)的に国家債務比率は30%台で維持されなければならない」と述べた。
韓国語原文入力:2015-07-03 22:11