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中国人観光客、韓国でなく日本に向かう

登録:2015-06-07 21:48 修正:2015-06-08 13:18
海外旅行者の韓国旅行が相次いでキャンセルされ、観光業界が緊急事態を迎える中、5日午後、仁川国際空港の入国ゲートが普段と違って閑散としている=仁川空港/タク・ギヒョン先任記者//ハンギョレ新聞社

 円安が中国人観光客(遊客=ヨウカ―)の旅行地の選択にも大きな変化をもたらしている。韓国を訪れる中国人観光客はまだ増え続けているが、日本に向かう中国人観光客ははるかに速い速度で増えている。

 先月20日、日本政府観光局が発表した4月の国別入国者数の統計によると、4月に中国人40万5800人が日本を訪れた。前年同月に比べて113%も増加した。日本政府観光局は、「中国人旅行客が史上初めて1カ月に40万人を超えた」と明らかにした。台湾人も33万5100人(増加率29.9%)が日本を訪れた。

 1月から4月までの4カ月間で132万9300人の中国人が日本を訪れ、前年同期に比べ98.9%も増えた。

中国人観光客の訪韓・訪日の推移。(資料:韓国観光公社、日本政府観光局。括弧の中は前年同期に比べた2015年1~4月の増加率)//ハンギョレ新聞社

 韓国と日本をそれぞれ訪れるヨウカ―の数を比較してみると、韓国の方がまだ多い。 4月に韓国を訪れた中国人は64万1610人である。しかし、増加率は日本を訪問したヨウカ―に比べて低い。 1月から4月まで訪韓した中国人は206万7872人で、前年の同じ期間に比べて31%増にとどまった。円安が一段と進んでおり、韓国の中東呼吸器症候群(MERS)の感染が収束しない場合は、ヨウカ―の日本行きはより激しくなる可能性が高い。

 円安は韓国人の日本旅行を増やしたが、日本人の韓国旅行は減らしている。 1月から4月までの間、日本人は65万5553人が訪韓したが、これは前年同期に比べ16.9%減少したものである。韓国人は今年に入って4月まで125万2500人が日本を訪れ、前年同期に比べ43.5%増加した。

チョン・ナムグ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力: 2015-06-07 17:07

https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/694618.html  訳H.J

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