外信「最も美しいサムソン フォン」好評
無線充電・サムスン ペイ(pay)サービスに関心
来月10日に発売…iPhone6に挑戦状
サムスン電子の次世代プレミアムフォン「ギャラクシーS6」がベールを脱いだ。新しいデザインに外信の好評が相次いだ。米ウォールストリート・ジャーナル紙は「今までに出てきたサムスン スマートフォンの中で最も美しい」と評価した。CNNはモバイル決済サービスである“サムスン ペイ”にも期待を表した。
シン・ジョンギュン サムスン電子IM(IT & モバイル)部門代表は2日(韓国時間)、スペインのバルセロナ コンベンションセンター(CCIB)で開かれた「サムスン ギャラクシー アンパック2015」行事で「最も美しく、最も進歩した製品」としてギャラクシーS6と「ギャラクシーS6エッジ」を紹介した。 やわらかいデザインと両側に湾曲した液晶画面の製品は「全てを新しくしたギャラクシー」(All New Galaxy)戦略に相応しく過去のギャラクシーとは明確な違いを見せた。
「私たちの目的は単純だった。サムスンの携帯電話史上で最も美しいスマートフォン、世界の携帯電話で最も技術が優れたスマートフォンを作ることだった」。シン代表は「私たちはそれを成し遂げた」と強調した。
先ずデザイン面で過去に酷評を受けたプラスチック材質はなかった。 代わりに側面にはメタルが、背面にはグラスがあった。 色もナノ コーティング技術を利用してパール、サファイア、ゴールド、トパーズ、エメラルドなどを味わい深く表現した。 特にギャラクシーS6エッジは両端の画面が湾曲しデザイン自体の美しさだけでなく手に持った時の感じもやわらかい。
ジャスティン・デニスン米国法人商品戦略担当常務は、アップルのiPhone6と直接比較してみせるなど機能にも自信を示した。 彼は「ギャラクシーS5に比べて充電速度が1.5倍はやくなった。 10分の充電で約4時間使うことができる」と話した。 100%充電には約80分かかるが、これはiPhoneの半分以下に短縮した数値だ。 無線充電機能もあり別途の充電アダプタや無線充電カバーなしでスターバックスなど無線充電パッドがある所であれば充電可能だ。 背面1600万画素、前面500万画素のカメラはどんな画面からでもホーム ボタンを二度連続して押すか、カメラ アプリケーションを利用すれば0.7秒で立ち上がる。
サムスンはモバイル決済サービスである「サムスン ペイ」(Samsung Pay)サービスも初めて披露した。 スマートフォンに保存されたクレジットカード情報を利用して代金を決済する技術で、サムスンは近距離無線通信(NFC)とマグネチック セキュリティー伝送(MST)技術を全て活用できる便利さを自慢した。二つの技術を全て採択したことにより全米の小売店の90%で利用できる。
二つの製品についてシン代表は「グローバル モバイル業界が指向しなければならない新基準を提示するスマートフォン」と明らかにした。 発売日は4月10日で、メモリー容量は32GB、64GB、128GBから選択できる。
一時は30%を超えたサムスン電子の世界携帯電話市場の占有率は20%序盤まで下がった状態だ。 サムスン電子の営業利益も分期で10兆ウォンを上回ったが、今は5兆ウォン台まで下がった。 このような状況で登場したギャラクシーS6の使命は重い。 ギャラクシーS6は過去とは異なり核心部品であるモバイル アプリケーションプロセッサ(AP)もクァルコムではなく自社製品のエクシノス(Exynos)を搭載した。 成功すれば果実が大きいが、失敗すれば危険がそれだけ大きい。 特にギャラクシーS6は昨年5月にイ・ゴンヒ会長が倒れた以後、息子のイ・ジェヨン サムスン電子副会長が経営を引き受けて出した初のスマートフォンだ。 この成否がイ副会長の経営能力に対する評価につながることにもなる。
新しいデザインと機能がどれくらい消費者に魅力的に迫るかは未知数だ。 ギャラクシーS6の場合、外観はiPhone6に似ているという指摘も出ている。 そのためか、デザインを説明するプレゼンテーションでサムスン電子はギャラクシーS6エッジだけを強調した。 機能面では消費者が交換型から一体型に変わったバッテリーを、充電速度が速くなり無線充電機能が付加されたとして満足するかがカギだ。さらにギャラクシーS6(2550mA h)とギャラクシーS6エッジ(2600mA h)はギャラクシーS5(2800mA h)よりバッテリー容量が小さい。 価格はまだ公開されていない。 ただしギャラクシーS6エッジはやや高くなると言う。