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海外の充電ハイブリッド自動車 来年から韓国上陸

登録:2014-11-05 20:59 修正:2014-11-06 06:43
BMW、フォルクスワーゲンが発売予定
リッター当り47~66キロ燃費卓越
現代・起亜自動車も来年から合流する見込み

 プラグイン ハイブリッドカーが来年から国内市場に本格上陸する。プラグイン ハイブリッドは、内燃機関を備えているため電気自動車の放電問題を解決し、既存のハイブリッドカーとは違いバッテリーを充電し短距離なら電気モーターだけで走れるため親環境車両の中で‘現実的な代案’として選ばれている。

プラグイン ハイブリッドカー 「i8」

 BMWコリアは5日、プラグイン ハイブリッドカー「i8」を来年初めに韓国内で発売すると明らかにした。 i8はガソリンエンジンと充電式バッテリーを活用した電気モーターを使うため、燃費がヨーロッパ基準でリッター当たり47.6キロに達する。

ゴルフのプラグイン ハイブリッド モデル「ゴルフGTE」

 フォルクスワーゲン コリアも世界的に高い人気を呼んでいるゴルフのプラグイン ハイブリッド モデル「ゴルフGTE」を来年韓国で発売する計画だ。 ゴルフGTEは、ガソリン40リットルとバッテリーを活用し、電気モード2/3、ハイブリッド モード1/3の割合で走行すれば、リッター当たり最大で66.6キロ走れるというのがフォルクスワーゲン側の説明だ。 アウディもプラグイン ハイブリッド モデル「A3 eトロン」を持ち込む予定だ。

 韓国国内では来年の発売が予想されているが、海外ではすでにプラグイン ハイブリッドカーが親環境車両の大勢を占めている。 先月開かれたフランス パリのモーターショーでも完成車メーカーはプラグイン ハイブリッドカーを前面に押し立てた。 これらの車両は燃費がリッター当たり50キロを軽く越え、1リットルで100キロ走るという意味で‘リッターカー’という別称も得た。

 フォルクスワーゲンはゴルフGTEに続き、8世代モデルまで進化した長寿モデル「パサート」のプラグイン ハイブリッドカーも発売し、フランスのメーカーであるルノー、シトロエンなどもそれぞれ「イオラブ」と「クォーツ」を出した。 ポルシェ、ランボルギーニなどのスーパーカーメーカーもプラグイン ハイブリッドカーを紹介した。

 韓国企業も乗り出している。 現代・起亜自動車は来年「ソナタ」と「K5」のプラグイン ハイブリッドカーを出すと観測されている。 部品国産化率を100%近くまで引き上げて輸入車に対抗する計画だ。

 成功可否の予測は交錯している。 車両価格があまりにも高いうえに、充電所など基盤施設(インフラ)が少ないためだ。 自動車業界関係者は「BMW i8は、価格が1億ウォン台に達する展望で、ゴルフGTEもヨーロッパで売られる価格が韓国通貨では5000万ウォンに達するなど大衆化には障害物がある」と話した。

パク・スンホン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/car/663115.html 韓国語原文入力:2014/11/05 19:30
訳J.S(1322字)

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