原文入力:2012/06/28 20:47(836字)
アハ! 協同組合
スペインの10大企業集団に入るモンドラゴンの企業目標は‘雇用拡大’だ。利益最大化ではない。 3万5000人の労働者組合員は1万4000ユーロ(約2000万ウォン)の出資金を出し、平均7300万ウォンの高い年俸を受け取る。 毎年、出資にともなう配当金を積み立て退職時に大金を受け取る。
モンドラゴンは2008年金融危機の時にも解雇しなかった企業として一層有名になった。 一時休職はあったが、労働者はその期間にも80%の給与を支給され、再教育を経て他の関連会社へ復職した。
イタリア、ボローニャのカムストゥは2次大戦後に料理人とウェイターが作った職員8000人の給食協同組合だ。 カムストゥの4大使命の1項を読んでみよう。
"組合員労働者の雇用を保障し強化する。 彼らの専門的な力量啓発を促し社会的条件と勤労条件を改善する。 一人一人の健康と品位および文化的熱望を充たし、協同組合の経営への参加を保障する。" 給食事業をどのように上手に行い、顧客満足を最大化するなどの内容はそのあとに配置されている。 モンドラゴンとカムストゥはヨーロッパの代表的な労働者協同組合だ。
労働者持ち株会社と労働者協同組合の差は何だろうか? 労働者が主人という点は同じだ。 だが、労働者持ち株会社の持分を保有した労働者は同時に株主でもある。 数人の労働者が持分を拡大すれば、いつでも一般株式会社に変質できる。労働者協同組合は労働者が1人1票の議決権を行使する‘持続可能な労働者企業’だ。 ‘仕事と分かち合い’は韓国のモンドラゴン、韓国のカムストゥになることを夢見ている。
キム・ヒョンデ先任記者
原文: 訳J.S