2022カタールW杯の最終順位が出てきた。ところが、同じ16強進出チームであるにもかかわらず、韓国は16位、日本は9位を記録した。なぜだろうか。
現行のW杯では、32強の1次リーグ以降、16強‐8強‐4強‐決勝トーナメントに進む。だが、決勝と3位決定戦で1~4位になる4強以上に進出したチーム以外の他の国々は、1次リーグの成績とトーナメントの成績を総合し、最終順位を決めていく。
たとえば、日本は1次リーグで2勝1敗(得失点差+1)で1次リーグ1位をつけており、16強でクロアチアと1-1の引き分けになった後、PK戦の末に敗れた。この場合、PK戦は公式記録には敗北ではなく「引き分け」として残るため、日本が最終的にカタールW杯でおさめた成績は2勝1敗1分け(得失点差+1)、勝点は7となる。16強から脱落したチームのなかでは最高の成績だ。
一方、韓国は、1次リーグで1勝1敗1分け(得失点差0)を記録し、16強でブラジルに1-4で敗れた。最終成績は1勝2敗1分け(得失差-3)勝点4になるわけだ。これにより、韓国は今大会の16強進出国のなかでは最も低い順位を記録した。ポーランドが韓国と同じく1勝2敗1分けを記録したが、得失点差が-2であるため、韓国より高い15位をつけた。
一方、今回のW杯最下位の不名誉は開催国カタールが受けた。カタールは3敗(得失点差-6)を記録し、32位となった。31位は、同じく3敗だったが得失差が-5でカタールより1ゴール多かったカナダだ。
◆カタールワールドカップ最終順位
1.アルゼンチン 2.フランス 3.クロアチア 4.モロッコ 5.オランダ 6.イングランド 7.ブラジル 8.ポルトガル 9.日本 10.セネガル 11.オーストラリア 12.スイス 13.スペイン 14.アメリカ 15.ポーランド 16.韓国 17.ドイツ 18.エクアドル 19.カメルーン 20.ウルグアイ 21.チュニジア 22.メキシコ 23.ベルギー 24.ガーナ 25.サウジアラビア 26.イラン 27.コスタリカ 28.デンマーク 29.セルビア 30.ウェールズ 31.カナダ 32.カタール