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「朝食は地球で、昼食は宇宙で」

登録:2020-10-17 10:49 修正:2020-10-17 12:29
ソユーズ、わずか3時間で宇宙ステーションに到着 
これまで6時間かかった時間が半分に
国際宇宙ステーションとのドッキングのために飛んでいくソユーズ宇宙船=NASAのウェサイトよりキャプチャ―/スペースドットコから再引用//ハンギョレ新聞社

「朝食はソウルで、昼食は釜山(プサン)で」

 1970年に京釜高速道路が初めて開通した当時、流行した言葉だ。全国が1日生活圏という事実を極めて容易に表現し、人々に広く知られた。

 それから50年が過ぎた現在、宇宙に行くことにも、そのような形の比喩が可能になった。「朝食は地球で、昼食は宇宙で」

 ロシアのソユーズ宇宙船に乗ったロシアと米国の宇宙飛行士が、地球を出発してからわずか3時間で高度400キロメートル上空で地球を回っている国際宇宙ステーション(ISS)に到着した。ロシアのソユーズ「MS-17」有人宇宙船は14日午前8時45分(現地時間)、ソユーズロケットに載せられてカザフスタンのバイコヌール宇宙基地を離陸した後、3時間3分後の午前11時48分に国際宇宙ステーションのロシアモジュール「ラスベート」(夜明け)にドッキングした。

出発してわずか3時間で宇宙ステーションに到着し、第63次長期滞在クルーらと記念撮影する第64次長期滞在クルー//ハンギョレ新聞社

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地球を2周回りドッキング…「モスクワからバイコヌール基地に行くのより早い」

 これは以前の飛行時間の6時間より半分も減っている。ソユーズはこの日、このために地球を2周回った後にドッキングする「2軌道ランデブー」方式を試みた。2018年に開発されたこの方式は当時、貨物宇宙船プログレスに初めて適用したものだが、有人宇宙船で試みるのは今回が初めてだ。この日のソユーズの宇宙ステーションの到着時間の3時間3分は、2018年7月にプログレス70貨物宇宙船が打ち立てた3時48分よりはるかに早い記録だ。以前の最短時間である今年7月のプログレスMS-70貨物宇宙船の3時間18分よりも15分早い。2軌道ランデブー方式では、宇宙ステーションが発射台の上を通る時にロケットを発射する。

国際宇宙ステーションにドッキングする瞬間//ハンギョレ新聞社

 当初、宇宙飛行士が2000年11月に初めて地球から国際宇宙ステーションまで行くには2日、約50時間を要した。以後、ロシアは4周回ってドッキングする新しい「4軌道ランデブー」方式を開発し、2013年に第35次長期滞在クルーを乗せたソユーズ宇宙船からは6時間に短縮された。そして今回、7年ぶりに再び移動時間を半分に減らした。ロシアのセルゲイ・リジコフ宇宙飛行士は出発前日に行った記者会見で「私たちはモスクワを出発してバイコヌールに到着するより、はるかに早く宇宙ステーションに到着するだろう」と述べた。

カザフスタンのバイコヌール基地を出発するソユーズ宇宙船//ハンギョレ新聞社

 この日、宇宙ステーションに到着した宇宙船には、ロシアのリジコフ宇宙飛行士とセルゲイ・クド=スヴェルチコフ宇宙飛行士、米国女性のキャスリーン・ルビンズ宇宙飛行士が搭乗した。彼らは7人で構成される第64次長期滞在クルーの先発隊だ。この日はちょうどルビンス宇宙飛行士の42回目の誕生日でもあり、ルビンス宇宙飛行士は宇宙ステーションに到着後、第63次長期滞在クルーの誕生日のお祝いのあいさつをまず受けた。彼らは今後6か月間宇宙に留まり、科学実験や宇宙遊泳などの任務を遂行する。残りの4人は来月に米国の宇宙開発企業SpaceXの有人宇宙船「crew-1」に乗り出発する予定だ。

 4月から宇宙ステーションに留まっている第63次長期滞在クルーのロシアのアナトーリ・イヴァニシン宇宙飛行士とイヴァン・ヴァグナー宇宙飛行士、米国のクリストファー・キャシディ宇宙飛行士は今月末に地球に戻る。

クァク・ノピル先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/science/future/966035.html韓国語原文入力:2020-10-16 10:11
訳M.S

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