登録 : 2017.09.18 06:20 修正 : 2017.09.18 07:06

初の李浩哲統一路文学賞授賞式  
「済州4・3の位置づけは統一の礎」

李浩哲統一路文学賞の初の受賞者である作家の金石範氏が17日、受賞演説をしている//ハンギョレ新聞社
 「私も統一渇望者の一人です。日帝の植民地時代から故郷喪失、祖国喪失の流浪民であるディアスポラの身ですが。一国の国民に国籍という後押しが必要ならば、国籍がない私はこの国の国民ではないが、三千里山河(朝鮮半島)に存在しているハンギョレ(同胞)の一員である国外同胞です。国外同胞はハンギョレではないのですか?」

 在日同胞作家の金石範(キム・ソクポム)氏は17日午後、京畿道坡州(パジュ)の非武装地帯内のキャンプ・グリーブスのユースホステルで開かれた「第1回李浩哲統一路文学賞」の受賞演説で、「朝鮮籍」の'在日同胞作家として文を書いて暮らす自分の立場と関連し、このように述べた。済州4・3事件を扱った大河小説『火山島』などの作品で受賞の栄誉を得た彼は「4・3はまだ自らの名前を見つけられていない」とし、「4・3の歴史的位置づけは、8・15以降の韓国の解放空間の歴史立て直し、歴史見直し、再審と不可分の課題であり、今後の南北平和統一の心強い担保、礎石になるだろう」と強調した。

 この席ではまた、長編『一人』の小説家キム・スム氏が「第1回李浩哲統一路文学賞」特別賞を受賞した。キム・スム氏は「受賞の知らせを聞いて戦争と分断の悲劇と脱郷、離散家族の苦痛を生涯を通じて文学に昇華させた李浩哲先生の人生を振り返ってみた」とし、「同時代の人生を撫でて抱き寄せ、正直に作家の道を誠実に歩みたい」と感想を述べた。

 この日の授賞式には審査委員長のヨム・ムウン嶺南大学名誉教授や諮問委員長のキム・ウジョン文学評論家など文人と、賞を主管するソウル恩平区(ウンピョング)のキム・ウヨン区長や区民など300人余りが参加した。18日午後2時からは恩平文化芸術会館森の劇場で受賞記念シンポジウムが開かれる。受賞者の金石範氏の基調講演に続き、文学評論家のコ・ミョンチョル、キム・ゲジャ、キム・ドンヒョン氏らの発表と討論が続く。授賞式に先立ち16日午後には恩平文化芸術会館大会議室で李浩哲1周忌記念シンポジウムが開かれた。

坡州/文・写真 チェ・ジェボン先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2017-09-17 21:40
http://www.hani.co.kr/arti/culture/book/811357.html 訳M.C(1108字)

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