11日‘行政代執行’時、住民の小屋を強制撤去した警察パロディ
‘送電塔周辺に庁舎を移転せよ’と叫び抗議のパフォーマンス
「私たちは国民の名で警察庁に対する強制撤去を執行します。 さあ、ここに令状があります。」
16日午前、ソウル渼芹洞(ミグンドン)の警察庁前、慶南(キョンナム)密陽(ミリャン)から上京した住民80人余りと密陽送電塔建設反対活動家など100人余りが集まった。 ‘密陽ハルモニ(おばあさん)’たちは、受信者が‘イ・ソンハン警察庁長官’と書かれている‘国民代執行令状’を警察庁に向かって掲げた。 ‘警察庁舍撤去 国民代執行’という文面が書かれた大型立て札も打ち振られた。
送電塔工事を阻止するために住民たちが設置した掘っ立て小屋は去る11日、警察の鎮圧作戦が繰り広げられる中で行政代執行形式で強制撤去された。 密陽ハルベ(おばあさん)たちの‘警察庁強制撤去’パフォーマンスは、それに対する抗議であった。 小屋の撤去のための行政代執行令状を裁判所が渡したことになぞらえて、警察庁撤去国民代執行令状には‘華岳山(ファアクサン)山の神’、‘山外面(サンウェミョン)リンゴの木’、‘密陽山鳥’、‘密陽芹菜’が令状を発給したと記されていた。
‘密陽765kV送電塔反対対策委員会’共同代表であるキム・ジュンナン神父は「警察庁が強制撤去に同意しないならば、警察はあれほど好きな送電塔や古里1号原子炉周辺に庁舎を移転せよ」という内容の令状を朗読した。 密陽 府北面(プブックミョン)平畑村の住民ハン・オクスン(67)氏は「警察がこんなばあさんたちを強制的に引きずり出した当時の悪夢が今日も明日も続く」と涙まじりに話した。
住民たちは小屋の強制撤去の後、鎮圧のために投入された婦人警官が指で‘V’サインを見せながら団体記念写真を撮ったことを叱る意味で「勝利」を叫んで‘Vサイン記念写真’を撮った。
午後になって、ソウル三成洞(サムソンドン)の韓国電力公社(韓電)本社前に移動した住民たちは、自ら製作した送電塔模型を引き抜いて壊すパフォーマンスを行った。 住民たちはチョ・ファンイク韓電社長に送る文で「韓電が送電塔工事を強行し、村共同体を分裂させたのは、韓電の赤字を相殺するための涙ぐましい努力だと知っている。 マッコリ、タバコを節約して貯めたお金で‘不遇の隣人’への寄付を伝達しようと思う」として、10ウォン硬貨1万個余りを韓電側に投げた。
ソン・ホギュン、チェ・ウリ記者 uknow@hani.co.kr