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韓国、不正選挙論者たちの暴挙・結集で…「地裁襲撃のときのような事態を懸念」

登録:2026-06-06 08:29 修正:2026-06-06 09:17
不正選挙論を主張してきたユーチューバーのチョン・ハンギル氏、グラウンドCらが5日、蚕室7洞第2投票所の投票箱の開票が行われた松坡区のオリンピック公園ハンドボール競技場で、支持者たちと共に抗議している=チャン・ジョンウ記者//ハンギョレ新聞社

 6月3日の地方選挙でのずさんな管理から生じた前例のない「投票用紙不足」騒ぎが、不正選挙論支持者たちの脅迫的なデモと摩擦へと発展している。専門家たちは、選挙管理委員会に対する徹底した調査と責任追及、透明な後続措置こそ、陰謀論にもとづく暴力的な状況の再発を防ぐ道だと提言している。

 5日、ソウルの蚕室7洞(チャムシル・チルドン)第2投票所(蚕室投票所)の開票作業が行われたソウルオリンピック公園ハンドボール競技場には、不正選挙論の支持者ら2000人あまり(警察の非公式推計)が集まり、脅迫的な行動を繰り広げた。彼らは開票所の入る建物の出入口に立ち、建物を出入りする市民に対して1人ひとり身分証明書の確認を強要した。開票にかかわった選管の職員をあぶり出すことを意図したものだったが、建物には一般のオフィスも多い。建物から出てきたある市民は「会社の社員証がない」と説明したにもかかわらず、「中国人ではないか」、「再選挙に賛成だと言えば放してやる」と叫ぶデモ隊に囲まれ、身動きが取れない状況に陥った。建物内で働くMさん(59)はハンギョレに「従業員が働けない。西部地裁(の襲撃)のような事態が起こるのではないかと心配だ」と語った。

 当初、選管の「ずさんな管理」に抗議していた市民たちは、政党「自由と革新」のファン・ギョアン代表、元韓国史講師のユーチューバー、チョン・ハンギル氏ら、代表的な不正選挙論の主張者たちが前面に立ったことで、急速に不正選挙論支持者の結集の様相を呈しはじめた。尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領の弾劾以降は沈静化していた彼らの威嚇的な姿勢も復活した。

 4日には、蚕室投票所を訪れたソウル選管のキム・ボムジン事務処長があちこちで胸ぐらをつかまれて引きずられるという状況が発生。同日には果川(クァチョン)選管の前でも、選管の入る建物から出てきた車両を取り囲むという脅迫的な行動が相次ぎ、警察が制止にあたった。5日には窓から建物を出ようとしたある報道機関の記者が数十人の不正選挙論支持者に囲まれて押されるなど、事実上暴行を受ける事態にまで発展した。この日、チョン・ハンギル氏は支持者に対して「6・3地方選挙は不正選挙であることを宣言する」と述べた。

 投票用紙不足事態以降も相次いだ選管のずさんな対応が、不正選挙論支持者に過激な行動の口実を提供したとも指摘されている。選管は3日、事務総長の名で国民に謝罪したが、問題が発生した投票所の状況などについてのきちんとした説明はなかった。ノ・テアク選管委員長の謝罪と辞意表明、一部の調査内容の発表は、二日後の5日午後におこなわれた。前例のない事態について明確な説明がない中、その空白を不正選挙陰謀論が埋めたということだ。

 西江大学のチョン・サンジン教授(社会学)は「選管は絶対にしてはならない失敗を犯した。西部地裁事態などから起きはじめた陰謀論にもとづく暴力事態に正当性を与える道を開いてしまった恐れがある」と分析した。続けて「だからこそ、この問題に対する徹底した調査と責任者の問責が必要だ」として、「(選挙の過程で)どのようなミスがあったのか、どれだけの処罰が行われるかなど、納得できる結果を出さなければならない。でなければ陰謀論は断ち切れない」と述べた。

チョン・ボンビ、チャン・ジョンウ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/1262179.html韓国語原文入力:2026-06-05 18:29
訳D.K

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