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金正恩委員長の「敵対国」発言にも…李在明大統領、宥和的姿勢を強調

登録:2026-02-27 06:46 修正:2026-02-27 09:41
チョン・ドンヨン統一部長官「一喜一憂せず平和共存進めていく」 
李在明大統領が26日、大統領府で首席補佐官会議のため入室している/聯合ニュース

 大統領府と政府は、韓国を「徹底的な敵対国、永遠の敵」と見なす金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長兼朝鮮労働党総書記の発言に対し、「残念さ」を滲ませた。李在明(イ・ジェミョン)政権発足後、南北関係の回復を目指して宥和的な措置に乗り出したものの、これを「粗末な欺瞞劇であり、拙作」と軽視し、韓国を対話の相手として認めない姿勢を示したことに伴うものだ。一方、李在明大統領は「『一口で満腹になることはない』ということわざがある」とし、「朝鮮半島の平和共存の基調を揺るぎなく続けていく」という方針を改めて強調した。

 「敵対的な二国」の立場を維持するという金委員長の労働党第9回大会の演説が公開された直後、統一部は「韓国政府の朝鮮半島平和共存に向けた努力に応じなかったことを残念に思う」という立場を示した。韓国政府が「北朝鮮体制を認め、吸収統一を目指さず、あらゆる敵対行為の追求しない」という対北朝鮮3大原則を掲げ、9・19南北軍事合意の先制的・段階的復元などの宥和的措置を地道に実行してきたにもかかわらず、北朝鮮が強硬路線を堅持したためだ。政府はこれまで信頼回復を通じて交流(Exchange)と関係正常化(Normalization)を実現し、非核化(Denuclearization)を誘導するという構想(ENDイニシアティブ)を掲げてきた。

 この日、大統領府で開かれた首席・補佐官会議で、李大統領は「他者を責める必要はない。人のせいにして解決することでもない」とし、「北朝鮮に対するこれまでの侮辱行為や威嚇が果たして朝鮮半島の平和と安定に役立ったのか、韓国の国益と国家安全を守るのに有用だったのかを真剣に振り返らなければならない」と述べた。そのうえで「私たちが追求すべき価値は(依然として)平和と安定だ」と語った。

 チョン・ドンヨン統一部長官もこの日、ソウル鍾路区(チョンノグ)の南北会談本部で開かれた「南北境界地域平和安全連席会議」で「政府は一喜一憂せず、忍耐を持って朝鮮半島の平和共存政策を一貫して進めていく」と述べた。

 大統領府関係者は「大統領は南北関係の改善が一気に進むとは思っていない」とし、「(宥和政策を)少し進めてみてすぐやめてしまうと、『そうなると思った』と言われるだけだ」と述べた。統一部の関係者も「北朝鮮が応じないからといって、政策の基調を変えるわけにはいかない」とし、「北朝鮮が4月の朝米対話の余地を残しているため、ペースメーカーとしての役割を果たすよう努力する」と語った。

シン・ヒョンチョル、チャン・イェジ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/1246812.html韓国語原文入力:2026-02-26 22:11
訳H.J

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