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中国序列3位の党常務委員長が訪朝へ…金正恩委員長の訪中を協議か

登録:2024-04-10 06:16 修正:2024-04-10 09:51
2019年の習近平主席の訪朝以来、最高位級の人物
朝中親善の年の記念マーク/朝鮮中央通信・聯合ニュース

 趙楽際・中国共産党政治局常務委員兼中華人民共和国全国人民代表大会(全人代)常務委員長率いる「中華人民共和国党および政府代表団」が北朝鮮を「公式親善訪問」すると、北朝鮮の「朝鮮中央通信」(中通)が9日付で報道した。趙楽際・全人代常務委員長は韓国の「国会議長」に当たり、中国の権力序列3位だ。

 「中通」は、趙楽際・全人代常務委員長が「朝鮮労働党中央委員会と朝鮮民主主義人民共和国政府の招請」により、北朝鮮を「公式親善訪問」すると報じた。

 趙楽際・全人代常務委員長は2019年6月、習近平・中国共産党中央委総書記兼国家主席の訪朝以来、北朝鮮を訪れた中国の最高位級の人物だ。金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記兼国務委員長と習近平主席が今年1月1日に一緒に宣言した「朝中親善の年」を機に拡大された高官級交流の一環とみられる。

 中国専門家の成均館大学のイ・ヒオク教授は「全人代の趙楽際常務委員長の訪朝を機に新型コロナウイルス感染症の大流行以前に朝中間で合意した農業、人道支援、医療、観光の4分野の協力案を含む二国間関係と朝鮮半島情勢安定問題などを協議するものと予想される」と語った。

 趙楽際・全人代常務委員長の訪朝中に、金正恩総書記の年内中の訪中と関連した協議が行われるかどうかも関心事だ。これに先立ち、キム・ソンナム朝鮮労働党中央委国際部長率いる「朝鮮労働党代表団」が3月21~25日、中国北京と四川省を訪問し、王厚寧・全国人民政治協商会議主席、蔡奇・中国共産党中央書記処書記、王毅外相などと朝中両国関係について協議した。

 ただし、中国権力序列3位の趙楽際・全人代常務委員長の訪朝で、習近平主席や李強首相の年内訪朝の可能性はそれだけ低くなったとみられている。

イ・ジェフン先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/1135901.html韓国語原文入力:2024-04-09 17:33
訳H.J

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