釜山水曜集会の参加者たちが、福島原発の汚染水海洋投棄に反対しない尹錫悦政権を批判した。
釜山で日本の戦争犯罪謝罪・賠償運動をする「釜山キョレハナ」は14日、釜山市東区草梁洞の日本総領事館前の「平和の少女像」付近で水曜集会を開き、「絶対に容認できない福島原発汚染水投棄を手をこまねいて傍観している尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権を糾弾する」と明らかにした。
同団体は「国民の憂慮を代弁すべき尹錫悦政権は、韓日関係改善という名目で原発汚染水の海洋投棄に対して全面的に日本政府と意思を共にしている。海洋投棄そのものに対して憂慮や遺憾、反対のような語彙を一度も使ったことがない。さらに与党『国民の力』は、日本の汚染水投棄に賛成することが国益だという虚言を並べ立てている」と批判した。
また同団体は、「日本政府は戦争犯罪に対する心からの謝罪と賠償もなく、全世界の生命体の安全を脅かす原発汚染水の海洋投棄を推進している。今月末、国際原子力機関の最終報告書が出れば、汚染水の海洋投棄を始めるという。海が汚染されれば、地球の水が汚染されるのと変わらない。しかし、日本側は価格が安いという理由だけで汚染水の海洋投棄に積極的に乗り出している」と主張した。
「釜山青年キョレハナ」の会員パク・ボムシクさんは「国民の安全を無視して国家間の関係だけに集中する大統領らしからぬ態度をこれ以上容認できない。汚染された海を絶対に後世に譲らないという気持ちを込めて(原発汚染水の海洋放出阻止に)最善を尽くす」と述べた。
同団体は、釜山の市民社会団体と多くの政党が共にする「日本の福島第一原発汚染水の海洋投棄に反対する釜山市民10万人宣言運動」を先頭に立って知らせ、市民と力を合わせて汚染水の海洋投棄反対に努める方針だ。
これに先立って釜山の市民団体は8日、「日本の福島第一原発汚染水の海洋投棄に反対する釜山市民10万人宣言運動」に乗り出した。1カ月間で釜山市民10万人の汚染水海洋投棄反対署名を集め、大統領室と釜山市、日本大使館などに渡す計画だ。