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大統領室、尹大統領の「暴言」めぐる波紋に「私的発言…米議会と関係ない」

登録:2022-09-23 06:23 修正:2022-09-23 07:23
バイデン大統領「議会と協力して疾病撲滅に60億ドル」 
大統領室「私的発言…米議会とは関係ない」
尹錫悦大統領と米国のジョー・バイデン大統領が21日(現地時間)、米ニューヨークのあるビルで開かれたグローバルファンド第7回財政公約会議後、会話を交わしている/聯合ニュース

 国連総会に出席するため、米ニューヨークを訪問中の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が21日(現地時間)、米国のジョー・バイデン大統領に会った後、バイデン大統領の立場を取り上げながら低俗な言葉を使った事実が放送画面を通じて確認された。大統領室は「私的発言」だとし、発言の趣旨については釈明しなかった。

 尹大統領は同日、ニューヨークのあるビルで開かれた「グローバルファンド第7回財政公約会議」に出席し、バイデン大統領と48秒間話し合った後、移動しながらパク・チン外交部長官とキム・ソンハン国家安保室長に向かって「国会でこのXX(野郎ども)が承認しなければ、バイデンは赤っ恥をかくだろうな」と述べた。これに先立ち、バイデン大統領はこの行事で、他国がマラリア・結核・エイズ退治のために出した寄与金を取り上げ、マッチングファンド形式で「議会のパートナーたちと協力して国際基金(グローバルファンド)に60億ドルを追加で寄付し、総額を140億ドルにする」と演説した。尹大統領の暴言交じりの発言は、バイデン大統領の「疾病退治寄与金構想」に米国議会がブレーキをかける恐れがあるという懸念を示したものとみられる。

 しかし大統領室は、「私的発言を外交的成果(問題)に結びつけることは、非常に不適切だ」とし、尹大統領の発言の真意を説明しなかった。大統領室の高官はニューヨークで記者団に対し、「(尹大統領が)舞台の上で公に発言したわけでもなく、通りすがりに言った言葉を誰がどのように録音したのかは分からないが、真偽についても確認しなければならない」とし、「グローバルファンド供与について、(尹大統領の発言は)米議会とは全く関係がないと聞いている」と述べた。

ニューヨーク/キム・ミナ記者mina@hani.co.krペ·ジヒョン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/1059718.html韓国語原文入:2022-09-2302:45
訳H.J

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