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尹大統領、日本の財界と会見「未来志向的な協力関係築くべき」

登録:2022-07-05 04:14 修正:2023-03-20 07:48
龍山の大統領室庁舎で日本の経団連と会見 
ホ・チャンス全経連会長ら韓国の財界関係者も参加
尹錫悦大統領が4日午後、ソウル龍山の大統領室庁舎で、日本の企業家団体「日本経済団体連合会」の代表団と会見している=共同取材写真//ハンギョレ新聞社

 尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は4日、3年ぶりに行われた韓日財界会議に参加するため訪韓した日本経済団体連合会(経団連)の代表団と会見した。

 尹大統領はこの日午後、龍山(ヨンサン)の大統領室庁舎で経団連代表団と会見した。韓国側の財界関係者としては全国経済人連合会のホ・チャンス会長、クォン・テシン常勤副会長、キム・ボンマン国際本部長が、日本側からは経団連の十倉雅和会長、佐藤康博副会長が出席した。大統領室からはキム・ソンハン国家安保室長、キム・テヒョ第1次長、チェ・サンモク経済首席が同席した。尹大統領は出席者たちに「お会いできて嬉しい」と述べて順に握手した。

 尹大統領は非公開で行われた会見で、「両国は未来志向的な協力関係を築くため、共に力と知恵を集めなければならず、特にこれから訪れる経済安保時代に協力の外縁を拡大させられるよう、両国の企業家が意思疎通を続けること」を要請したと、大統領室は語った。この席では韓日両国の外交問題も取り上げられた可能性が提起されている。大統領室の説明を総合すれば、尹大統領は「両国関係の懸案の解決のために、韓日両国政府は共に努力しなければならない」と述べたという。

 尹大統領はこの日、コロナ禍で延期されていた韓日財界会議について「両国間の実質的な交流の活性化へとつながる契機となるだろう」とし、「両国の経済人が互いに信頼するパートナーとして協力してきたことは、韓日関係をつなぐ心強い支えになってきた」と評価した。先立って両団体は、会議後に発表した共同声明で「今回の会議では韓日関係の改善のためのモメンタムを逃すことなく、両国が1998年の韓日共同宣言の精神を尊重し、その後に発生した解決すべき課題に留意しつつ、未来志向的な関係の構築に向けた協力を深化させていくことで認識が一致した」と語っている。

ペ・ジヒョン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/1049611.html韓国語原文入力:2022-07-04 17:52
訳D.K

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