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「再挑戦」韓国型ロケット「ヌリ号」、きょう午前7時20分発射台に移送開始

登録:2022-06-20 09:43 修正:2022-06-20 11:15
発射台到着後、起立させてアンビリカルに接続 
打ち上げ委員会、21日午前に打ち上げの可否を決定 
羅老宇宙センターのある高興郡蓬莱面、21日午前9時まで雨の予報
15日、ヌリ号が羅老宇宙センターのロケット総合組立棟から第2発射台に移送されている。この日、ヌリ号は部品異常により打ち上げが延期された=韓国航空宇宙研究院提供//ハンギョレ新聞社

 21日に「再挑戦」に乗り出す韓国型ロケット「ヌリ号」が20日午前、発射台への移動を開始した。

 科学技術情報通信部(科技情通部)と韓国航空宇宙研究院(航宇研)は同日、「韓国型ロケット『ヌリ号』を午前7時20分から全羅南道高興郡(コフングン)の羅老(ナロ)宇宙センター第2発射台に移送し始めた」と発表した。

 ヌリ号は無人特殊移動車両(トランスポーター)に載せられ、羅老宇宙センター内のロケット総合組立棟から第2発射台まで約1時間にわたって移送される。

 ヌリ号は発射台に到着した後、起立準備過程を経て、午前中に発射台に立てられる。午後にはヌリ号に電源および推進剤(燃料と酸化剤)などを充電するためのアンビリカル連結と機密点検など、発射準備作業が進められる。

 航宇研は「ヌリ号は、発射台への移送過程や起立過程で特別な異常が発生しない限り、午後7時前に発射台設置作業が終了すると予想している」と明らかにした。

 科技情通部は21日午前に「ヌリ号打ち上げ管理委員会」を開き、ヌリ号への推進剤充電の可否を決め、午後にもう一度打ち上げ管理委を開き、技術的準備状況、気象状況、宇宙物体との衝突の可能性などを総合的に検討し、ヌリ号の最終打ち上げ時刻を決める。

 現在、ヌリ号の21日の打ち上げには気象状況が大きな変数だという。気象庁は、21日の全羅南道高興郡の天候は、済州道南方の海上に位置する停滞前線(梅雨前線)の影響で曇り、雨が降るものと予想している。地域予報では、羅老宇宙センターが位置する高興郡蓬莱面(ポンネミョン)は同日午前9時まで雨が降るとの予報が出ている。今回の雨量は多くはないが、停滞前線による梅雨の可能性が高い。

イ・グニョン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/science/science_general/1047628.html韓国語原文入力:2022-06-20 09:21
訳C.M

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