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韓国型ロケット「ヌリ号」、21日に打ち上げに再挑戦…梅雨の影響避けられるか

登録:2022-06-18 06:44 修正:2022-06-18 07:53
部品交換で技術的改善措置を完了 
「落雷が最大の変数」
今月15日、全羅南道高興郡の羅老宇宙センター発射台でヌリ号が組立棟に移動するために発射台から外されている=写真共同取材団//ハンギョレ新聞社

 信号異常が確認され打ち上げが中止された韓国型ロケット「ヌリ号」が、部品を交換し、21日に打ち上げられる。

 17日、科学技術情報通信部と韓国航空宇宙研究院(航宇研)は「ヌリ号の1段の酸化剤タンクレベル測定センサー(水位感知器)の信号異常に対する技術的改善措置を終え、21日、ヌリ号の第2次打ち上げを進める」と発表した。

 これに先立ち、航宇研は15日、ヌリ号を発射台に設置して最終点検していたところ、ヌリ号の1段部の酸化剤タンクのレベル測定センサーの信号からエラーを発見し、打ち上げを延期した。ヌリ号は再び組立棟に戻って精密点検を受け、酸化剤タンクの信号のエラーがレベル測定センサー自体の問題であることが確認された。航宇研のコ・ジョンファン韓国型ロケット開発本部長は「酸化剤タンクレベル測定センサーは機械部と電気部があるが、電気部で問題を確認した」として、「本来ロケットの1・2段連結部の分離が必要だと判断したが、人が入って大きな問題なく電気部の核心部品を取り外し、交換装着することができた」と説明した。

 航宇研は20日午前7時20分にヌリ号を組立棟から再び発射台に移し、翌21日午後4時に打ち上げる予定だ。

 ただし、来週済州道と南海岸で梅雨が始まるという予報があり、気象条件が変数になる見通しだ。コ・ジョンファン本部長は「気象を見ながら、(打ち上げが)可能な日があれば打ち上げた方がいいと思う。落雷が最大の変数だ」と述べた。現在、ヌリ号の打ち上げ予備日は23日までで、その後まで打ち上げが延期される場合、再び国際通報の手続きを踏まなければならないため、1カ月以上遅れる可能性がある。

ナム・ジョンヨン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/science/science_general/1047478.html韓国語原文入力:2022-06-1719:39
訳H.J

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