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韓米首脳、21日午後90分間会談予定…20日にはサムスン電子訪問の可能性も

登録:2022-05-19 06:27 修正:2022-05-19 07:29
キム・テヒョ国家安保室第1次長ブリーフィング 
尹大統領、23日IPEF首脳会合にオンラインで出席
キム・テヒョ国家安保室1次長が今月18日午後、ソウル龍山の大統領室庁舎で韓米首脳会談と関連してブリーフィングを行っている=大統領室写真記者団//ハンギョレ新聞社

 尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は21日、ソウル龍山(ヨンサン)の大統領室5階の執務室で、米国のジョー・バイデン大統領と90分間にわたり首脳会談を行う。大統領室は尹大統領就任11日目に行われる今回の韓米首脳会談が、韓米同盟を「包括的戦略同盟」に強化する契機になると強調し、「これまで続いた軍事同盟と韓米自由貿易協定(FTA)を通じた経済同盟に、今回は韓米技術同盟が追加されるのではないかと思う」と述べた。

 キム・テヒョ国家安保室第1次長は18日、韓米首脳会談に関するブリーフィングを行い、「政権引継ぎ委の時期から米国側とリアルタイムで協議したため、いくつかの事案を除き、共同宣言文や双方が履行する内容が完成の段階にある」とし、具体的な日程を説明した。

 大統領室が同日公開したバイデン大統領の訪韓日程によると、20日午後遅く2泊3日の日程で韓国を訪れるバイデン大統領は、訪韓2日目の21日、ソウル銅雀洞(トンジャクドン)の顕忠院訪問を経て、龍山の大統領室で首脳会談および共同記者会見を行う。午後1時30分に始まる首脳会談は、少人数会談、歓談、拡大首脳会談の順で90分間行われ、その後午後4時頃に共同記者会見が予定されている。キム次長は「単独会談で一番先に確認することは、韓米間の確実かつ実効的な拡張抑止力をどのように強化するのか、アクションプランを示すことだ」と述べた。

 21日午後7時からは、国立中央博物館で尹大統領が主催する公式晩餐会が開かれる。韓国側では大統領室関係者や行政府関係者、政界関係者、経済界関係者、文化・スポーツ界関係者など計50人規模の代表団が晩餐に出席する。経済界関係者としてはサムスン電子のイ・ジェヨン副会長や現代自動車グループのチョン・ウィソン会長、LGグループのク・グァンモ会長、SKグループのチェ・テウォン会長など国内4大グループのトップと、全国経済人連合会のホ・チャンス会長や韓国経営者総協会のソン・ギョンシク会長、韓国貿易協会のク・ジャヨル会長、中小企業中央会のキム・ギムン会長、韓国中堅企業連合会のチェ・ジンシク会長など、6大経済団体長も出席する予定だ。

 両首脳は2泊3日のタイトなスケジュールの中でも、首脳会談以外に経済安全保障と安全保障をキーワードに1日ずつ日程を進めることで合意した。20日には平沢(ピョンテク)のサムスン電子半導体工場を訪問する可能性が高い。キム次長は「尹大統領とバイデン大統領が共にサムスン半導体工場を訪問するのか」という質問に対し、「行事が開催される場合、尹大統領も同行し、共に演説して共に従業員たちと歓談する計画」だと話した。安保に関する日程でバイデン大統領が今回の訪韓期間中、非武装地帯(DMZ)を訪問するという見通しも出たが、今回は見送られた。キム次長は「バイデン大統領は副大統領時代、すでに(非武装地帯を)訪問したことがある」とし、「他の場所で他の概念を持って安全保障に関する行事を準備している」と話した。

 バイデン大統領は22日に日本に出国し、23日に東京で開かれる「インド太平洋経済枠組み」(IPEF)の発足を宣言する首脳会合に出席する。尹大統領も同行事にオンラインで出席すると、キム次長は伝えた。

 キム次長は今回の韓米首脳会談について「公式訪問の形で、歴代大統領のうち就任後最短期間の11日目に行われる」とし、「バイデン大統領もインド太平洋の初訪問地として韓国を選んだことに象徴性がある」と述べた。

 一方、キム次長は今回の会談で、対北朝鮮コロナ医薬品支援方案が協議される可能性については、「北朝鮮が我々の保健協力に応じるという返事がなく、米国も北朝鮮に意思を打診したが応答がないと聞いている」とし、「韓米が北朝鮮の医療・保健問題について話し合うことはできるが、北朝鮮がまだ反応を示していないため、具体的な議論は難しいだろう」と述べた。

キム・ミナ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/1043399.html韓国語原文入力:2022-05-18 18:14
訳H.J

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