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4.7%のワクチン未接種者が死者の半分…40代以下の死亡者は全員「未接種」=韓国

登録:2022-03-02 06:23 修正:2022-03-02 07:58
防疫パスの実施が中止となった今月1日、昼食時間に鍾路区の飲食店に、ワクチン接種のQRコード認証のために用意された携帯機器の電源が切れたまま置かれている。 聯合ニュース

 新型コロナワクチン未接種者と高危険群を保護するための主要な対策として4カ月間使用されてきた防疫パス(接種証明・陰性確認制)が中止された初日、新型コロナによる死亡者のうち半数近くがワクチンを接種していないことが確認された。特に40代以下の死亡者6人は全員ワクチンの未接種者だった。

 1日、中央防疫対策本部の資料によると、新規感染者は13万8993人で、前日の13万9626人より633人減少した。新規死亡者は112人で、前日(114人)過去最多を記録してから、2日連続110人台を維持している。

 年齢別の死亡者の現況を見ると、80代が69人で最も多く、70代(24人)、60代(8人)、50代(5人)、40代(5人)、30代(1人)が後に続いた。死亡者全体のうち、新型コロナワクチンを接種していない人は52人だった。12歳以上の人口のうち、ワクチンの未接種者は4.7%に過ぎないが、死亡者の半分近くが未接種者から出たわけだ。

 特に、40代以下の死亡者6人は全員未接種者であることが確認された。防疫当局は28日、「過去8週間、12歳以上の死亡者1272人のうち未接種者は765人、60.2%で、未接種者の危険性は引き続き存在する」とし、「特に60歳以上の高齢者は自分を感染から守り、接種を受けるか、感染しないよう努力することが重要だ」と述べた。

 政府は3月から飲食店やカフェなど大衆利用施設で防疫パスの使用を暫定的に中止し、4月1日から施行する予定だった青少年の防疫パスもしばらく撤回すると、先月28日に発表した。

クォン・ジダム記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/society/health/1033059.html韓国語原文入力: :2022-03-02 02:32
訳H.J

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