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韓国政府、日本から福島原発汚染水の放流計画ブリーフィング受ける

登録:2022-01-20 19:32 修正:2022-01-21 07:04
19日、両国政府課長級オンライン・ブリーフィング・セッション開催 
「技術的疑問点提起し、追加検討資料を要請」
福島原発の敷地内に設置されている事故汚染水の保存タンク/聯合ニュース

 韓国政府が19日、日本政府から東京電力の福島原子力発電所事故汚染水の海洋放出実施計画についてブリーフィングを受け、追加検討のための資料を要求した。

 韓国政府はこの日、韓日両国の中央部署課長級が、東京電力が昨年12月21日に日本の原子力規制委員会に提出した福島原発汚染水の海洋放出実施計画と関連して質疑応答実務ブリーフィング・セッションを持ったと明らかにした。

 テレビ会議で進行されたこのブリーフィング・セッションには、韓国側から国務調整室、外交部、原子力安全委員会、科学技術情報通信部、海洋水産部など福島原発汚染水対応関係部署タスクフォース傘下の5部署の課長級が参加した。また、日本側からは外務省、資源エネルギー庁、東京電力の関係者が参加した。

 韓国政府は今回のブリーフィング・セッションで、関係部署と関連機関の専門家たちが東京電力の実施計画を一次検討した結果を基に技術的疑問点を提起し、追加検討のための資料を要求したと明らかにした。また、日本が十分な協議なしに海洋放出推進のための手続きを強行していることに対し、繰り返し憂慮を表明し、汚染水の処分計画全般に対して両国間の充分で実質的な議論の必要性を強調したと明らかにした。

 東京電力が昨年末に原子力規制委に提出した実施計画は、福島原発汚染水を海洋に放流する上で必要な希釈・放出設備および関連施設、放射線の影響評価などに関する内容を含んでいる。

キム・ジョンス先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/environment/1028035.html韓国語原文入力:2022-01-19 18:53
訳J.S

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