大田(テジョン)の6つの療養施設で1日、入院者や従事者など132人が新型コロナウイルスに集団感染していることが確認された。このうち75.8%(100人)が突破感染(ブレイクスルー感染)であることが確認された。24.3%(32人)はブースターショットの接種者だったため、コロナワクチンの予防力をめぐって波紋が広がっている。
大田市は2日、1日に確定判定を受けた166人のうち132人が大田の6つの療養施設の従事者と入院者であることを発表した。療養施設の感染者のうち、突破感染は2次接種完了者が68人、ブースターショット接種者が32人の計100人に達した。残りの32人はワクチン未接種者が24人、1次接種完了者が8人。
療養施設ごとに見ると、P療養病院が突破感染20人を含む28人(ブースターショット対象者191人は全員接種)、S療養病院は突破感染22人を含む33人(ブースターショット対象者85人は全員接種)、N療養病院は突破感染3人を含む5人(ブースターショット対象者210人のうち208人が接種)、別のN療養病院も突破感染28人を含む36人(ブースターショット対象者185人は全員接種)の感染が確認された。また、N療養院は突破感染17人を含む20人(ブースターショット対象者75人のうち57人が接種)、H療養院は感染者10人全員が突破感染者で、ブースターショットは対象者136人のうち70人が終えていた。
大田市のソン・イホン感染症政策チーム長は、「P、S療養病院は先月10日から24日にかけて、他の療養施設は先月22日から29日にかけてブースターショットが始まっており、抗体形成期間の14日が経っていなかったために突破感染が多いようだ。突破感染者のうち61人が無症状と確認されたのはワクチンの効果と見るべき」と述べた。