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大田療養施設の感染者132人中100人が突破感染…ブースターショットの予防力は?

登録:2021-12-03 09:48 修正:2021-12-03 10:20
1日の大田、6カ所で132人確定判定…32人がブースターショット接種者 
市「先月末に接種し、まだ抗体が形成されなかったため突破感染」
大田の市民が2日、大田市役所コロナ選別診療所の前で検査を受けるために並んでいる//ハンギョレ新聞社

 大田(テジョン)の6つの療養施設で1日、入院者や従事者など132人が新型コロナウイルスに集団感染していることが確認された。このうち75.8%(100人)が突破感染(ブレイクスルー感染)であることが確認された。24.3%(32人)はブースターショットの接種者だったため、コロナワクチンの予防力をめぐって波紋が広がっている。

 大田市は2日、1日に確定判定を受けた166人のうち132人が大田の6つの療養施設の従事者と入院者であることを発表した。療養施設の感染者のうち、突破感染は2次接種完了者が68人、ブースターショット接種者が32人の計100人に達した。残りの32人はワクチン未接種者が24人、1次接種完了者が8人。

 療養施設ごとに見ると、P療養病院が突破感染20人を含む28人(ブースターショット対象者191人は全員接種)、S療養病院は突破感染22人を含む33人(ブースターショット対象者85人は全員接種)、N療養病院は突破感染3人を含む5人(ブースターショット対象者210人のうち208人が接種)、別のN療養病院も突破感染28人を含む36人(ブースターショット対象者185人は全員接種)の感染が確認された。また、N療養院は突破感染17人を含む20人(ブースターショット対象者75人のうち57人が接種)、H療養院は感染者10人全員が突破感染者で、ブースターショットは対象者136人のうち70人が終えていた。

 大田市のソン・イホン感染症政策チーム長は、「P、S療養病院は先月10日から24日にかけて、他の療養施設は先月22日から29日にかけてブースターショットが始まっており、抗体形成期間の14日が経っていなかったために突破感染が多いようだ。突破感染者のうち61人が無症状と確認されたのはワクチンの効果と見るべき」と述べた。

文・写真/ソン・インゴル記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/area/chungcheong/1021771.html韓国語原文入力:2021-12-02 17:52
訳D.K

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