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高麗人参類など京畿道の農産物輸出が過去最高に…中国、米国、日本の順で多い

登録:2021-11-13 04:48 修正:2021-11-13 06:53
京畿の農食品、第1~3四半期輸出額で過去最高値を達成=京畿道提供//ハンギョレ新聞社

 京畿道は12日、今年第1~3四半期の道内農食品輸出額が昨年同期(9億9千764万ドル)より13%増加した11億2692万ドルを記録したと発表した。これは2008年に輸出実績集計を始めて以来、第1四半期から第3四半期にかけての最高値だ。

 京畿道はコロナ禍で輸出環境が悪化した状況でも、加工食品や高麗人参類などの輸出が増え、全体輸出額の増加に大きく寄与したと明らかにした。菓子やラーメン、飲料など加工食品が21%増加した。中国とASEAN市場で韓国ドラマや芸能番組が人気を集め、ラーメン(4837万ドル)やベーカリー(4305万ドル)、飲料(3521万ドル)など、加工食品の需要が増えたと、道は分析した。また板紙や合板など林産物と高麗人参類が各38%、24%増加したと発表した。

 個別品目の中ではトマト(50%)や豚肉(62%)などは輸出が大きく増えたが、米(-97%)や菊(-55%)、梨(-21%)、海苔(-11%)、キムチ(-4%)などは減少した。

 国別には中国(2億4075万ドル)、米国(2億2938万ドル)、日本(1億313万ドル)の順で輸出額が多かった。ベトナムや台湾、シンガポールなど主要輸出国の輸出額も増えた。一方、香港やオランダ、デンマークなどは輸出が減少した。

 京畿道は年末までの輸出額が当初目標の14億400万ドルを超過するものと予想している。道は11~12月に米国やベトナム、台湾など7カ国で梨、高麗人参、キムチ、マッコリなど優秀農食品の海外販促展を10回開く計画だ。道関係者は「コロナ禍の影響で世界的に景気不確実性が高まる中、今後の輸出環境が改善する見通しは立っていないが、これまで良い成果を収めており、輸出増大のために最善を尽くす」と述べた。

イ・ジョンハ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/area/capital/1019081.html韓国語原文入力:2021-11-12 11:21
訳H.J

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