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イ・ナギョン元首相、韓国大統領選の与党予備選での敗北認める

登録:2021-10-14 02:53 修正:2021-10-14 06:45
「同志である誰に対しても、侮蔑したり排斥してはならない」
共に民主党の第20代大統領候補に選出されたイ・ジェミョン京畿道知事が10日午後、ソウル松坡区のオリンピック公園にあるSKオリンピック・ハンドボール競技場で行われたソウル合同演説会でイ・ナギョン候補からの祝意を受けている=国会写真記者団//ハンギョレ新聞社

 与党「共に民主党」の大統領候補予備選挙で2位となったイ・ナギョン元首相は13日、「党務委員会の決定を尊重する」と述べ、予備選の結果を受け入れることを明らかにした。10日の与党「共に民主党」の予備選でイ・ジェミョン京畿道知事が勝利した後に出された初の公式声明だ。

 イ元首相はこの日、共に民主党の党務委員会が予備選での無効票に対する異議申し立てを棄却する決定を下した後、立場表明文を発表し、「大統領候補の辞退者の得票の処理問題は課題を残したが、それに対する党務委員会の決定は尊重する」と述べ、「大統領候補予備選の結果を受け入れる」と明らかにした。イ元首相は、予備選で勝利したイ・ジェミョン京畿道知事に対する祝意のメッセージも送った。イ元首相は「選挙選に勝利したイ・ジェミョン候補にお祝いを申し上げる」と述べ、「イ候補が党の団結と大統領選での勝利のために最善を尽くしてくださることを信じる」と語った。

 イ元首相は、党内で強まった“ワンチーム”への懸念を意識したかのように、今回の大統領選に協力する意向を表明した。イ元首相は「私は共に民主党の勝利のために努力する」と述べ、「民主党が直面する困難を打開し、国民の信任を得て政権を再創出するために、私ができることを熟考し、微力ながら力になりたい」と語った。

 選挙戦の効力停止の仮処分申立てを準備するなど一部の支持者らによる選挙結果への不満の動きにも、歯止めをかけた。イ元首相は「力不足の私を助け支持してくださった全ての方々に、涙が出るほどありがたく申し訳ない」と述べ、「同志である誰に対しても、侮蔑したり排斥してはならない。それだと勝利できない。その点を私は大変心配している。私たちが団結する時、国民は私たちをより強く受け入れてくれる」と述べた。

ソン・チェ・ギョンファ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/1015025.html韓国語原文入力:2021-10-13 17:34
訳M.S

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